最大被害地のただなかで,みずからも被災者として多くの死に向き合い,がれきとたたかい,必死に生きて紙面をつくり,街のすみずみへ,避難所・仮設・各戸へ,ひたすら情報を届け続けた日々の記録。
全国学校図書館協議会選定図書
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「あとがきの最後の一文に,『石巻かほく』のジャーナリスト魂をみる。<長い,長い復興へとつながる道が続いている。ゴールはまだ見えないが,歩みを止めるわけにはいかない>」
教育学術新聞(2012年8月1日)
「地域紙と,それを支える読者や関係者がいかに密接につながっているかを,震災をめぐる多くの事例が明らかにする。」
河北新報(2012年6月25日)
「震災での地域紙の奮闘を再現。」
福島民報(2012年6月24日); 共同通信(2012年6月20日)
第1章 現実と向き合う
1)「3・11」当日
2)何を伝えるのか
3)記者の奮闘と苦悩
第2章 ともに生きる
1)避難所も兼ねる
2)「1人じゃない」
3)地域に寄り添う
第3章 読者に届ける
1)販売店の苦悩
2)避難所,仮設住宅への配布
3)システムの再構築
4)地域メディアとの連携
第4章 多くの死と向き合う
1)営業部員の焦り
2)心に区切り
3)ペットも家族
第5章 記録し伝える-2つの写真集と写真展
1)出版へのためらい
2)何が待たれていたのか
3)明るさを求めて
第6章 検証―復興とは何か
1)もろかった情報社会
2)報道の集中と格差
3)復興を後押しする―エリア外への発信