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写真:後漢書 列伝[三]
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後漢書 列伝[三]

劉宋・范曄 著 / 唐・李賢 注 / 渡邉 義浩 訳

文庫判 640ページ

本体:1,400円+税(2025年4月25日発売)

ISBN:978-4-657-25003-2

amazon.co.jp

作品概要

大好評「後漢書」シリーズ第7巻は、臣下の伝記を収めた「列伝」の3巻目。後漢「儒教国家」を支えた文官たちの生涯を辿る。たとえば班固。国史改作の汚名を着せられながらもその冤罪を晴らし、やがて『漢書』編纂をなしたという。さらには鄭玄。儒学の師として馬融のもとに弟子入りするも、馬融に3年間会えないまま勉学に勤しむことを余儀なくされたという。艱難辛苦に屈することなく、巨大な事跡を残した傑物たちの物語。

著者プロフィール(編者、訳者等含む)

范曄(はんよう)
398~445年。劉宋の政治家・歴史家・文学者。後漢滅亡の約200年後に、諸家の資料を参考にし、『後漢書』を著す。

李賢(りけん)
655~684年。唐の政治家・歴史家。高宗と則天武后の第2子(章懐太子)。幼いころより学才にめぐまれ、『後漢書』の注を完成させる。

渡邉 義浩(わたなべ よしひろ)
1962年、東京都生まれ。文学博士。早稲田大学文学学術院教授。専攻は「古典中国」学。著訳書に『後漢国家の支配と儒教』(雄山閣出版)、『三国志よりみた邪馬台国』(汲古書院)、『全譯論語集解』(主編、同)、『全譯後漢書』(主編、同)、『儒教と中国――「二千年の正統思想」の起源』(講談社選書メチエ)、『「論語」――孔子の言葉はいかにつくられたか』(同)、『魏武注孫子』(講談社学術文庫)、『関羽――神になった「三国志」の英雄』(筑摩選書)、『漢帝国――400年の興亡』(中公新書)、『孫子――「兵法の真髄」を読む』(同)、『「十八史略」で読む「三国志」――横山「三国志」で迫る具体像』(潮新書)、『『韓非子』入門』(ミネルヴァ書房)、『論語集解――魏・何晏(集解)(上/下)』(早稲田文庫)、『後漢書 本紀[一]/本紀[二]/志[一]/志[二]/列伝[一]/列伝[二]/列伝[三]』(同)など多数。

目次など

【目次】
凡例
郭杜孔張廉王蘇羊賈陸列伝第二十一
樊陰列伝第二十二
朱馮虞鄭周列伝第二十三
梁統列伝第二十四
張曹鄭列伝第二十五
鄭范陳賈張列伝第二十六
桓栄丁鴻列伝第二十七
張法滕馮度楊列伝第二十八
劉趙淳于江劉周趙列伝第二十九 
班彪列伝第三十上
班彪列伝第三十下 子固

【シリーズ構成(全12巻)】
1.『後漢書 本紀[一]』
2.『後漢書 本紀[二]』
3.『後漢書 志[一]』
4.『後漢書 志[二]』
5.『後漢書 列伝[一]』
6.『後漢書 列伝[二]』
7.『後漢書 列伝[三]』
8.『後漢書 列伝[四]』
9.『後漢書 列伝[五]』
10.『後漢書 列伝[六]』
11.『後漢書 列伝[七]』
12.『後漢書 列伝[八]』

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