歩く文化　座る文化〔新装版〕

西欧の立俗文化と日本の座俗文化。この相違が、文学の創作過程、論証のレトリックなどに反映していることを明らかにして、比較文学の新しいキー・コンセプトを提唱する。

I　 　歩く文化と座る文化
II 　 立俗の創作と座俗の創作
III 　抽象のことばと具象のことば
IV　 逆説の詩論と幽玄の詩論
V 　 感覚志向と抽象志向
VI　 全知話法と視点話法
VII　瑣末なものと新奇なもの
VIII 自然支配と自然感情