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演劇

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写真:他者の発見

石野 由香里 著

A5判 312ページ / 本体:4,000円+税(2021年6月24日発売)

他者を演じることの持つ力、とりわけ、他者の立場に立つために演じることによる変容を見つめる。俳優としての経験を持つ著者が、役作りの過程で起こる変容は他分野に活かせると実感し、「他者をなぞるように演じる」方法を開発。この手法を授業や日常生活、さらに地域の活動において用いるようになった学生と、その周りの人々の変容の過程をたどる。「相手の立場に立ったつもりになる」のと「立つ」ことの違い、頭で考えるのと実際に身を置いて感じることとはどのように異なるのか。
身体をもって他者をなぞり演じることで、自他の「間(ハザマ)」に立ち、省察を経て自分の主観的なモノの見方の枠組みが変容していくという実践原理を解明し、現代社会の無関心、無理解、対立、差別が問題となる場面への応用可能性を示す。

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写真:マリヴォー 偽りの打ち明け話

佐藤 実枝

A5 256ページ / 本体 3,600円+税(2013年7月7日発売)

作者の真意はどこに? マリヴォー劇の最高傑作とされながら,なぜこの作品はしばしば議論の対象となったのか。最新訳と鋭い試論,平明な解説。

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写真:島村抱月の文藝批評と美学理論

岩佐 壯四郎 著

A5判 560ページ / 本体 10,000円+税(2013年5月31日刊行)

島村抱月が美学理論の体系化の試みにより目指したものとは何か。日本自然主義、近代日本文学を支える思考方法と感性に光を当てる。

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写真:坪内逍遙書簡集 全六巻

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 逍遙協会 編

A5判 全6巻 3,100ページ / 本体 120,000円+税(2013年3月発売)

明治・大正・昭和という時代の息づかい。

近代日本文化,芸術のパイオニアとして文学,演劇,芸術一般に数多くの業績を遺した坪内逍遙(1859-1935)。

その作品執筆の意図,創作の過程,シェイクスピア翻訳に向ける情熱,門下生との交流,講義の準備の様子や家庭での様子などを伝える176人へ宛てた約2,500通の書簡(未公開・未翻刻書簡多数を含む)を収録。

日本の近代文化・社会を検証する第一級の資料がいよいよ刊行。

【特徴】
1. 朝河貫一,小泉八雲・節夫妻,河竹繁俊,島村抱月,野間清治など各界で活躍した人々に宛てて坪内逍遙が書きつづった,貴重な書簡2,197通(未公開または未翻刻のもの多数)を50音順に収録(第1巻~第5巻)。
2. 『芸術殿』(国劇向上会月刊機関誌。1931年5月から1936年3月に刊行)掲載の293通の書簡に,最新の人物解説を付して再録(第六巻)。
3. 各巻巻頭にカラー口絵,本文中にも逍遙直筆の書簡や図画等豊富な図版を掲載。逍遙の人柄や,当時の雰囲気を伝えます。
4. 演劇研究家・故河竹登志夫氏ほか逍遙を敬愛する13名が寄稿。
5.「永久保存版」にふさわしい堅牢美麗な造本・装丁。全6巻を一つの函にお入れしてお届けします。

【おすすめします】
大学図書館・研究室/学校図書館/公共図書館/文学館・博物館/芸術関連団体/関係自治体施設・機関・企業などの貴重な所蔵図書として/日本近代文学,英文学,演劇,歌舞伎,美術,日本近代史など文化・思想全般にわたる研究者・愛好者必読の資料に

【発売・お問い合わせ先】
紀伊國屋書店 電話: 03-6741-9879 FAX:03-6420-1356(営業企画部販売促進課)

パンフレット表面 (PDF/1.6)
パンフレット中面 (PDF/2.4)

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写真:浄瑠璃と謡文化

田草川 みずき

A5判 374ページ / 本体 3,800円+税(2012年3月30日発売)

浄瑠璃の世界に大きな影響を与えた古浄瑠璃太夫,宇治加賀掾。その芸論および技法論について,室町期以来の謡文化との関係を考察。第5回日本近世文学会賞受賞論文,待望の単行本化。

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写真:日本映画草創期の興行と観客

上田 学

A5判 264ページ / 本体 2,800円+税(2012年3月30日発売)

20世紀初頭,人々は映画に何を求め,いかにそれを受け入れたか。観客論を視点に据え,日露戦争の影響,映画館の登場,俳優の交代などの動きも絡めつつ,日本映画発展の歴史を描く。

日本図書館協会選定図書。

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写真:日本バレエの母 エリアナ・パヴロバ

川島 京子

A5判 350ページ / 本体 3,500円+税(2012年3月30日発売)

優美さの原点。すべては一人の女性からはじまった。

フランス、ロシア、英国などのバレエ先進国では、国立の養成所があるなどバレエは国家プロジェクトである。一方日本は、民間スクールの奮闘により数多くのスターダンサーを輩出、いまや世界屈指のバレエ大国となった。それはまさに日本の稽古事文化の枠組みにヨーロッパの身体芸術が見事に融合した結果といえる。しかし、この歴史的な快挙が一人の帰化女性により成し遂げられたという事実はあまり知られていない。

ロシア革命により故国を追われ、関東大震災で被災。復興期に日本バレエを立ち上げ、太平洋戦争時の慰問先で客死したエリアナ・パヴロバ(霧島エリ子)。彼女のバレエに捧げた人生は壮絶そのものであった。

著者は、亡命ロシア人エリアナの日本における足跡からロシアでの出自にいたるまでを博捜。精緻な考察,豊富な写真と資料で舞踊史の新たな世界を照らし出す。バレエファンのみならず、すべての日本人に贈る。

日本図書館協会選定図書。

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写真:人形浄瑠璃のドラマツルギー

伊藤 りさ 著

A5判 404ページ / 本体 7,400円+税

 近松門左衛門以降、17世紀後半から18世紀末までの約115年間に作られた源平物人形浄瑠璃において、平家物語の説話はどう取り入れられていったのか。豊富な資料と知識をもとに、これまでの先行研究にみられるような単なる典拠論をはるかに超えた浄瑠璃作劇法論を展開。
 18世紀浄瑠璃研究に確実な進展をもたらす一冊であり、浄瑠璃・歌舞伎研究者にとって必携の書であることはもちろん、平家物語研究者にとっても一読の価値がある貴重な研究書である。

第44回 日本演劇学会河竹賞奨励賞受賞。

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写真:青騎士の誕生

小林 奈央子

A5判 口絵(カラー)8ページ 本文312ページ / 本体 3,600円+税

 古い世紀が終わり、新たな世紀の始まるその時、ひとりの芸術家が、加速する世界において奔走する人類の精神へ糧をあたえる—精神的なもののために闘う騎士として立ち上がった。その騎士は青色、大きな姿で、十字架を背負うキリストさながら、肩には巨大な赤い梁を担いでいる。騎士はその重荷を引きずりながら、ただ独り砂浜をあゆむ。彼はすべての人類のために、精神の糧としての芸術を創造する。その芸術はすべての人びとに共通の言語—抽象的な色彩と形態—で創られる。
 このヴィジョンは、20世紀を代表する抽象画家カンディンスキー(Wassily Kandinsky, 1866-1944)の一幕劇《後奏曲》で現れる情景である。実際には、大きな青い男が誰であるのか、また、男が何をしているのかを、作品から知ることはできない。なぜなら、抽象芸術家カンディンスキーの舞台作品は、抽象的な色と形でしか語らないからである。本書は、カンディンスキーの、色と形が織りなす舞台総合芸術〈舞台コンポジション〉の作品研究である。

―本文より

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写真:小説から演劇へ

間瀬 幸江

A5判 304ページ / 本体 3,000円+税

両大戦間期のフランス演劇の顔、ジャン・ジロドゥ(1882―1944)。1928年にデビュー、「文学的」で「気取った(プレッシュー)」文体と、メロドラマ的な作風とで一斉を風靡した劇作家である。しかし、彼が劇作家として活躍したのは、たった16年間にすぎない。1909年、アンドレ・ジッドをうならせたユニークな文体で文壇に登場し独自の地位で作家活動をおこなっていた彼は、なぜ劇界へと転進したのか。ドイツロマン主義文学に傾倒する一方、そのドイツを敵にまわした第一次世界大戦で肉弾戦の地獄を見た小説家は、16年の間、演劇になにを求め、なにを賭けたのか。そしてなにを失い、なにをわたしたちに残したのか。
――――演劇はわたしにとっては、自分の考えを表明する手段です。しかし小説は、自分を知る手段なのです。(ジャン・ジロドゥ)

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