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作者の真意はどこに? マリヴォー劇の最高傑作とされながら,なぜこの作品はしばしば議論の対象となったのか。最新訳と鋭い試論,平明な解説。
第1部 翻訳
マリヴォー『偽りの打ち明け話』三幕散文喜劇
第2部 解説と試論
マリヴォー劇の闇と真実
作品の時代相 時代の中の登場人物たち
肖像画と箱入りの細密肖像画 リアリズムの導入と古典主義の制約
ロマネスクの侵入 主人公の行動の動機 解釈上の仮説
アラマントの葛藤と自立 身分差の劇 劇構造の変化・嘘の効用
技法上の特徴 演出小史と現代の視点