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建国から半世紀、世界有数の裕福な国に発展したシンガポール。独立当初、国としての存続が危ぶまれた状態から、その後「東南アジアの奇跡」と呼ばれるに至るまでの発展の理由を、多民族国家、能力主義国家、移民国家という3つの側面から明らかにする。
早稲田大学政治経済学術院助手。
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。
専門は地域研究(シンガポール)。
現在の関心はシンガポールにおける国民統合、移民政策、ネイション・ブランディング。
序章 なぜ今、シンガポールなのか
第1章 シンガポールという国
第1節 シンガポール慨史
第2節 シンガポールの国家神話
第2章 多民族国家
第1節 「多人種主義」、「人種」、エスニシティ
第2節 「多人種主義」のもとでの国づくり
第3節 小結
第3章 能力主義国家シンガポール
第1節 学歴と収入
第2節 能力主義がもたらしたもの
第3節 小結
第4章 シンガポールの社会保障
第1節 シンガポールの社会保障システム
第2節 シンガポールの社会保障理念
第3節 小結
第5章 移民とシンガポール
第1節 外国人人材とシンガポールの社会
第2節 外国人労働者とシンガポール人の生活
第3節 外国人人材と国家建設
第4節 小結
第6章 これからのシンガポール
第1節 シンガポールの発展の秘密
第2節 ポスト・リー・クアンユのシンガポール
おわりに
参考文献
索引
英文要旨