サイバネティクスの政治理論〔新装版〕

政治組織はいかにして、自ら制御（コントロール）と通信（コミュニケーション）を成しとげ、その機能を発揮するのか。独自の手法で政治の全体像を描く。

序論　政治的コミュニケーションと制御についての研究

第一部　社会と政治のモデルの探求

第一章　思考の道具
第二章　思想史における古典的モデル
第三章　社会科学における最近のいくつかのモデル
第四章　フォン・ノイマンとモーゲンスターンのゲームの理論

第二部　サイバネティクス

第五章　単純なサイバネティクスモデル
第六章　コミュニケーションの流れのパターンとしての意識と意思
第七章　政治権力と社会的相互交渉
第八章　自律性、統合性および意味

第三部　コミュニケーション・モデルと政治決定システム

第九章　コミュニケーション・モデルと決定システム
第一〇章　政治における学習能力と創造性
第一一章　操縦過程としての政治
第一二章　政治的自覚、自律そして主権
第一三章　政治システムの自己閉鎖
第一四章　権力の政治と発展の政治