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公共の哲学片岡寛光 A5判 262ページ 本体 3,800円+税 ISBN:978-4-657-02925-6 |
「公共性」とは何か。プラトン、アリストテレス、孔子、老子、西田幾多郎、三木清などの古今の西洋思想と東洋思想をあとづけて、公共性の可能性を追求する。
序説
1 公共性を哲学する
2 公共性の構図
3 公共性の構図のアウトライン
4 本書の構成
第1章 人間と社会
1 人間の本性
2 個的にして社会的存在である人間像
3 公共性の問題の登場
4 自己責任と社会責任
第2章 公共性の思想の系譜
1 公共性の多面性
2 東洋の公共性の思想
3 西洋の公共性の思想
4 近代国家の成立と公共性の思想
5 東西思想から学ぶもの
第3章 生活圏と公共空間
1 各レベルの生活圏に対応する公共空間
2 生活圏の類型
(1)本人的生活圏
(2)家族的生活圏
(3)親密生活圏
(4)組織的生活圏
(5)経済的社会生活圏
(6)非国家的(非経済的)社会生活圏
(7)国家的社会生活圏
(8)国際的社会生活圏
第4章 公共性の位相
1 公共性の諸相
2 理念としての公共性
3 実践としての公共性
4 過程としての公共性
5 国民と政府との関係のモデル
第5章 公共性と責任
1 責任の原型
2 自由と責任
3 個人責任か集合責任か
4 心情倫理と責任倫理
第6章 公共性と倫理
1 倫理とは何か
2 何故人間は倫理的でなければならないか
3 如何にして倫理的性状を獲得し高めていくか
4 集団は倫理的たり得るか
5 個人の倫理観と社会および組織の倫理状況