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写真:現代政党学〔普及版〕
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現代政党学〔普及版〕

G.サルトーリ/岡沢憲芙・川野秀之訳

四六判 626ページ

本体 3,800円+税

ISBN:978-4-657-00829-9

amazon.co.jp

作品概要

日本をはじめ欧米・アフリカ諸国の政党を取り上げてその性格・機能・形態を分類し、政党の動向をシミュレーションする。政党および政党制を追及した決定版。G.サルトーリの世界的名著の翻訳。

著者プロフィール(編者、訳者等含む)

 代議制デモクラシーで政党を持たないシステムは想像できない。その意味で、現代は政党体制の時代である。今この地球には200以上もの国や地方があるが、それぞれの伝統・歴史・政治文化・政治意識を反映して、政党政治の世界も多彩で多様である。  世界の比較政治学をリードするG.サルトーリが、豊富な資料を基礎に、精緻な理論枠組みを提案している。特に、政党政治が展開される枠組み、つまり政党制については、政党の数、相対的規模、政党間政策距離、イデオロギーへの感情移入度、運動の方向、下部組織の自律度、などの変数を駆使して、見事な分析枠組みが構築・展開されている。一党制、ヘゲモニー政党制、一党優位政党制、二党制、穏健な多党制、極端な多党制(分極的多党制)、原子化政党制、などの理論化は、画期的な研究業績である。既に世界的な名著の地位を獲得している。混迷を続ける政党政治を前にして、発想転換の貴重な素材となろう。政党および政党政治定着の史的分析もまた興味深い。(岡澤憲芙)

目次など

Ⅰ部 政党論・なぜ政党なのか

 1 部分としての政党
 2 全体としての政党
 3 予備的枠組み
 4 内部からの政党

Ⅱ部 政党制

 5 基準としての「政党の数」
 6 競合的システム
 7 非競合的システム
 8 流動的な政治システムと擬似政党
 9 全体的枠組み
 10 空間的競合

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