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レオンティエフ逆説の研究をはじめ、厳密な理論と現実経済の計測・実証との架橋を追求した力作15篇を収録した論文集。生産性/輸出入関数/為替レート/貿易パターンの4部からなる。
著者紹介
浜口 登(はまぐち のぼる)
1950年 8月15日東京都に生まれる
1973年 慶應義塾大学経済学部卒業
1975年 慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了
1985年 早稲田大学社会科学部専任講師、助教授(1987年)、教授(1992年)
1985年 Ph.D.取得(経済学、ミシガン大学)
2009年 11月9日 死去
2010年 早稲田大学名誉教授
はしがき(浦田秀次郎)
第1部 生産性
直接・間接全要素生産性の理論と計測
序
第1節 全要素生産性の定義と理論
第2節 全要素生産性と産業連関
第3節 国際産業連関分析のフレームワーク
第4節 全要素生産性と国際連関
第5節 計測結果
第6節 結語
付論 直接・間接TFP 導出の2方法
第2部 輸出入関数
国内需要圧力と輸出入関数:展望(Ⅰ)
序
第1節 DDP 仮説の理論的背景
第2節 輸出モデルにおけるDDP仮説の検証
第3節 輸入モデルにおけるDDP仮説の検証
国内需要圧力と輸出入関数:展望(Ⅱ)
第1節 輸出モデルにおけるDDP仮説の検証
第2節 輸入モデルにおけるDDP仮説の検証
第3節 結語
国内需要圧力仮説の理論と実証 輸出ドライブの経済学と日米ハイテク摩擦
序
第1節 理論的分析(Ball モデル)
第2節 計量モデル
第3節 計測結果とその解釈
第4節 日米ハイテク摩擦に関して
第5節 今後の課題
輸出入関数の理論:フレキシブル関数アプローチ
序
第1節 双対性理論と需要・供給弾力性
第2節 フレキシブル関数アプローチ概論
第3節 フレキシブル関数アプローチの輸出入関数
第4節 結語
フレキシブル関数型と輸出入関数の計測:展望
序
第1節 トランスログ関数型
第2節 一般化レオンティエフ関数型
第3節 一般化マクファデン関数型
第4節 結語
第3部 為替レート
貿易収支・為替レートと非貿易財
序
第1節 モデル
第2節 価格の硬直性
第3節 Factor Specificity
第4節 貨幣の導入:マネタリー・アプローチ
第5節 結語
為替レート「浸透」効果の理論:展望
序
第1節 浸透効果の理論Ⅰ:静学モデル
第2節 浸透効果理論Ⅱ:動学モデル
第3節 要約と結論
第4部 貿易パターン
国際分業の理論と実証:展望
序
第1節 比較生産費説
第2節 リカード・モデルとヘクシャー- オリーン・モデル
第3節 レオンティエフ・パラドックス
第4節 国際分業理論と新展開
第5節 結語
レオンティエフ逆説の研究:展望
序
第1節 レオンティエフの分析そのものに対する批判
第2節 レオンティエフ以降に行なわれたレオンティエフ逆説の実証分析
第3節 H-O モデルの再検討
第4節 結語
技術進歩とレオンティエフ逆説Part1 予備的考察
序:技術進歩とレオンティエフ逆説
第1節 単純な一般均衡モデル
第2節 技術進歩の導入
第3節 技術進歩とレオンティエフ・パラドックス
第4節 結語
Appendix:技術進歩に関するNote
技術進歩とレオンティエフ逆説Part2 Jonesモデル再考
序
第1節 Jones モデル
第2節 H-O モデル大命題とJones モデル
第3節 技術進歩の分析
第4節 結語
技術進歩とレオンティエフ逆説Part3 リカード対ヘクシャー-オリーン
序
第1節 リカード・モデルⅠ(オリジナル・バージョン)
第2節 リカード・モデルⅡ(ヴァイナー- フォード- ミンハス・モデル)
第3節 フォード論争とは何か
第4節 結語
数学付録
技術進歩とレオンティエフ逆説Part4 技術進歩とは何か
序
第1節 経済学における技術進歩の位置づけ
第2節 技術進歩に関する意味論
第3節 技術進歩論序説
第4節 結語
Appendix:文献案内
技術進歩とレオンティエフ逆説Part5 技術進歩の中立性
序
第1節 ヒックス- ハロッド- ソロー中立性
第2節 2部門モデルと技術進歩の中立性
第3節 結語
あとがき(浜口裕子)