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国際経済学研究

浜口 登(著)・浦田 秀次郎(はしがき)

A5判 328ページ

本体 4,000円+税

ISBN:978-4-657-11012-1

amazon.co.jp

作品概要

レオンティエフ逆説の研究をはじめ、厳密な理論と現実経済の計測・実証との架橋を追求した力作15篇を収録した論文集。生産性/輸出入関数/為替レート/貿易パターンの4部からなる。

著者プロフィール(編者、訳者等含む)

著者紹介

浜口 登(はまぐち のぼる)
1950年 8月15日東京都に生まれる
1973年 慶應義塾大学経済学部卒業
1975年 慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了
1985年 早稲田大学社会科学部専任講師、助教授(1987年)、教授(1992年)
1985年 Ph.D.取得(経済学、ミシガン大学)
2009年 11月9日 死去
2010年 早稲田大学名誉教授

目次など

はしがき(浦田秀次郎)

第1部 生産性

直接・間接全要素生産性の理論と計測
 序
 第1節 全要素生産性の定義と理論
 第2節 全要素生産性と産業連関
 第3節 国際産業連関分析のフレームワーク
 第4節 全要素生産性と国際連関
 第5節 計測結果
 第6節 結語
 付論 直接・間接TFP 導出の2方法

第2部 輸出入関数

国内需要圧力と輸出入関数:展望(Ⅰ)
 序
 第1節 DDP 仮説の理論的背景
 第2節 輸出モデルにおけるDDP仮説の検証
 第3節 輸入モデルにおけるDDP仮説の検証

国内需要圧力と輸出入関数:展望(Ⅱ)
 第1節 輸出モデルにおけるDDP仮説の検証
 第2節 輸入モデルにおけるDDP仮説の検証
 第3節 結語

国内需要圧力仮説の理論と実証 輸出ドライブの経済学と日米ハイテク摩擦
 序
 第1節 理論的分析(Ball モデル)
 第2節 計量モデル
 第3節 計測結果とその解釈
 第4節 日米ハイテク摩擦に関して
 第5節 今後の課題

輸出入関数の理論:フレキシブル関数アプローチ
 序
 第1節 双対性理論と需要・供給弾力性
 第2節 フレキシブル関数アプローチ概論
 第3節 フレキシブル関数アプローチの輸出入関数
 第4節 結語

フレキシブル関数型と輸出入関数の計測:展望
 序
 第1節 トランスログ関数型
 第2節 一般化レオンティエフ関数型
 第3節 一般化マクファデン関数型
 第4節 結語

第3部 為替レート

貿易収支・為替レートと非貿易財
 序
 第1節 モデル
 第2節 価格の硬直性
 第3節 Factor Specificity
 第4節 貨幣の導入:マネタリー・アプローチ
 第5節 結語

為替レート「浸透」効果の理論:展望
 序
 第1節 浸透効果の理論Ⅰ:静学モデル
 第2節 浸透効果理論Ⅱ:動学モデル
 第3節 要約と結論

第4部 貿易パターン

国際分業の理論と実証:展望
 序
 第1節 比較生産費説
 第2節 リカード・モデルとヘクシャー- オリーン・モデル
 第3節 レオンティエフ・パラドックス
 第4節 国際分業理論と新展開
 第5節 結語

レオンティエフ逆説の研究:展望
 序
 第1節 レオンティエフの分析そのものに対する批判
 第2節 レオンティエフ以降に行なわれたレオンティエフ逆説の実証分析
 第3節 H-O モデルの再検討
 第4節 結語

技術進歩とレオンティエフ逆説Part1 予備的考察
 序:技術進歩とレオンティエフ逆説
 第1節 単純な一般均衡モデル
 第2節 技術進歩の導入
 第3節 技術進歩とレオンティエフ・パラドックス
 第4節 結語
 Appendix:技術進歩に関するNote

技術進歩とレオンティエフ逆説Part2 Jonesモデル再考
 序
 第1節 Jones モデル
 第2節 H-O モデル大命題とJones モデル
 第3節 技術進歩の分析
 第4節 結語

技術進歩とレオンティエフ逆説Part3 リカード対ヘクシャー-オリーン
 序
 第1節 リカード・モデルⅠ(オリジナル・バージョン)
 第2節 リカード・モデルⅡ(ヴァイナー- フォード- ミンハス・モデル)
 第3節 フォード論争とは何か
 第4節 結語
 数学付録

技術進歩とレオンティエフ逆説Part4 技術進歩とは何か
 序
 第1節 経済学における技術進歩の位置づけ
 第2節 技術進歩に関する意味論
 第3節 技術進歩論序説
 第4節 結語
 Appendix:文献案内

技術進歩とレオンティエフ逆説Part5 技術進歩の中立性
 序
 第1節 ヒックス- ハロッド- ソロー中立性
 第2節 2部門モデルと技術進歩の中立性
 第3節 結語

あとがき(浜口裕子)

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