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イメージの心理学ジョン・T.E.リチャードソン/西本武彦訳 A5判 216ページ 品切れ ISBN:978-4-657-02306-3 |
イメージとは何か。臨床実験データや脳の活動をとらえたスキャン画像などを活用して、イメージ誕生のメカニズムを分析する。認知心理学と神経心理学の最新成果。
1 序論
イメージの概念/イメージを研究する/イメージと脳/イメージは右半球機能か
2 現象体験としてのイメージ
ゴールトンの“朝の食卓質問紙”/ベッツの心像質問紙(QMI)/マークスの視覚心像鮮明性質問紙(VVIQ)/ゴードンの視覚心像統御テスト(TVIC)/認知におけるイメージの役割/心的イメージの喪失/イメージしているときの脳の活動
3 内的表象としてのイメージ
空間能力のテスト/心的イメージの操作/心的比較/視空間ワーキングメモリ/コスリンの『イメージと心』/イメージと命題/イメージと脳/“分離脳”患者のイメージ/半側無視におけるイメージ/コスリンの『イメージと脳』
4 刺激属性としてのイメージ
イメージ喚起性/具象性/イメージ喚起性と半球非対称性/イメージ喚起性効果と脳機能不全/二重符合化か二重処理か
5 記憶方略としてのイメージ
視覚化型と言語化型/視覚化型・言語化型と半球非対称性/認知スタイルと記憶方略/連合学習で報告された連想手がかり/連想手がかり手段としての心的イメージ/イメージ教示の効果/イメージ教示と言語教示/相互関連教示と分離教示/二重符号化か二重処理か/イメージ教示と脳機能
6 結論