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ホーム > 新刊案内, 歴史・哲学 > 後漢書 本紀[一]

写真:後漢書 本紀[一]
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後漢書 本紀[一]

劉宋・范曄 著 / 唐・李賢 注 / 渡邉 義浩 訳

文庫判 372ページ

本体:1,000円+税(2022年11月28日発売)

ISBN:978-4-657-22012-7

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作品概要

『後漢書』とは、中国の古代帝国・前漢(前202~後8)の再興をなしとげた光武帝(前6~後57/在位25~57)を初代皇帝とし、以降14代196年間続いた帝国・後漢の正史(中国歴代王朝の正当な歴史書として、後世公認された二十四の史書の一つ)を指す。本書は、その『後漢書』を現代日本語に訳された全12巻の文庫本で通覧するという企画の端緒を切る第1巻目。後漢の事績を、「本紀」の巻では歴代の皇帝ごとに、「列伝」の巻では臣下ごとに叙述。そして「志」の巻では、後漢の制度史を取り扱う。二十四史のうち、既に文庫化されている『漢書』と『三国志』を繋ぐ『後漢書』は、本邦初の文庫化。そこで扱われている歴史は、やがて魏・呉・蜀による三国時代の動乱へと至る前史にもあたり、『三国志』好きにも必携・必読のシリーズである。日中国交正常化50周年記念企画。

著者プロフィール(編者、訳者等含む)

范曄(はんよう)
398~445年。劉宋の政治家・歴史家・文学者。後漢滅亡の約200年後に、諸家の資料を参考にし、『後漢書』を著す。

李賢(りけん)
655~684年。唐の政治家・歴史家。高宗と則天武后の第2子(章懐太子)。幼いころより学才にめぐまれ、『後漢書』の注を完成させる。

渡邉 義浩(わたなべ よしひろ)
1962年、東京都生まれ。文学博士。早稲田大学文学学術院教授。同歴史館館長。専攻は「古典中国」学。著書に『後漢国家の支配と儒教』(雄山閣出版)、『三国志よりみた邪馬台国』(汲古書院)、『「古典中国」における小説と儒教』(同)、『全譯後漢書』(主編、同)、『全譯論語集解』(主編、同)、『儒教と中国――「二千年の正統思想」の起源』(講談社選書メチエ)、『「論語」――孔子の言葉はいかにつくられたか』(同)、『関羽――神になった「三国志」の英雄』(筑摩書房)、『魏志倭人伝の謎を解く』(中公新書)、『三国志辞典』(大修館書店)、『論語集解―魏・何晏(集解)(上/下)』(早稲田文庫)など多数。

目次など

【目次】
はしがき
凡例
光武帝紀第一上
光武帝紀第一下
明帝紀第二
章帝紀第三
和帝紀第四
解題『後漢書』とその時代

【シリーズ構成(全12巻)】
1.『後漢書 本紀[一]』
2.『後漢書 本紀[二]』
3.『後漢書 志[一]』
4.『後漢書 志[二]』
5.『後漢書 列伝[一]』
6.『後漢書 列伝[二]』
7.『後漢書 列伝[三]』
8.『後漢書 列伝[四]』
9.『後漢書 列伝[五]』
10.『後漢書 列伝[六]』
11.『後漢書 列伝[七]』
12.『後漢書 列伝[八]』

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