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写真:環境リスク管理の法原則
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環境リスク管理の法原則
予防原則と比例原則を中心に

藤岡 典夫 著

A5判 250ページ

本体 6,200円+税(2015年4月5日発売)

ISBN:978-4-657-15704-1

TSUTAYA
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作品概要

放射能による食物汚染、遺伝子組み換え食品など、近年ますます注目を浴びる環境問題。この問題に責任をもって対処するために、法律家や行政実務担当者はなにを知らなければならないか。法原則の現実的な解釈適用を考える。

目次など

 序章 予防原則の適用をめぐる課題
  1 予防原則とは
  2 予防原則の適用をめぐる課題
  3 本書の構成

第1部 予防原則と比例原則
 第1章 環 境リスク管理における「保護の水準」(受け容れられるリスクの水準)の意義
  1 第1部及び本章の課題
  2 震災に関連する話題から
  3 受け容れられるリスクの水準の決定規準
  4 「受け容れられるリスクの水準」,「適切な保護の水準」等類似用語の関係
  5 小括
 第2章 保護の水準(受け容れられるリスクの水準)と比例原則
  1 本章の課題
  2 保護の水準の決定
  3 保護の水準の裁量と比例原則による統制との関係
  4 小括
 第3章 予防原則に基づく措置に対する比例原則による統制
  1 本章の課題
  2 予防原則と保護の水準の関係
  3 予防原則と比例原則の関係
  4 第1部まとめ

第2部  予防原則とリスクトレードオフ・一貫性原則
 第4章 予防原則とリスクトレードオフ
  1 本章の課題
  2 予防原則とリスクトレードオフをめぐる問題
  3 予防原則批判についての考察
  4 まとめ
 第5章 環境リスク管理における一貫性原則
  1 本章の課題
  2 EUの状況
  3 WTOの状況
  4 考察

第3部 予防原則の適用要件
 第6章 予 防原則の適用のための「損害のおそれ」要件――EU の「保護の水準」アプローチの含意
  1 本章の課題
  2 「深刻な又は回復不可能な」損害のおそれ
  3 欧州委員会の「保護の水準」アプローチ
  4 「深刻な又は回復不可能な」アプローチと「保護の水準」アプローチとの比較
  5 まとめ

第4部 食品安全政策における予防原則
 第7章 食 品安全政策における「適切な保護の水準」の重要性――放射性物質・BSE両対策を例に
  1 本章の課題
  2 食品中の放射性物質汚染への対応をめぐる問題
  3 BSEへの対応をめぐる問題
  4 わが国の食品安全政策の課題――適切な保護の水準に関連して
  5 まとめ
 第8章 放射 性物質・BSE 両対策における予防原則の適用状況
  1 本章の課題
  2 食品中の放射性物質対策と予防原則
  3 BSE対策と予防原則
  4 まとめ
 第9章 国 際貿易分野における予防原則――WTOホルモン牛肉紛争,遺伝子組換え産品紛争の分析から
  1 本章の課題
  2 ホルモン牛肉紛争,遺伝子組換え産品(GMO)紛争のあらまし
  3 SPS協定の「科学に基づく義務」と予防原則の関連
  4 まとめ

 終章 まとめと今後の課題
 
  あとがき
  事項索引
  判例索引
  英文要旨

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