ホーム > ジャーナリズム, 新刊案内, 早稲田大学ブックレット, 書評に出た本・受賞した本, 社会・教育, 電子書籍 > 新聞は大震災を正しく伝えたか
今までと同じゼミナールでいいのか。
学生たちは大災害の衝撃にまっすぐに向き合おうと,教授研究室を工房に変え,新聞紙面に目を凝らし,被災地の声に耳を傾け,報道の実像を追った。
全国学校図書館協議会選定図書
※電子版のご購入にあたっては,各電子書店サイトで詳細をご確認ください:
iBook Store*/アマゾンKindleストア/ebookjapan/GALAPAGOS STORE/紀伊國屋書店/コープデリeフレンズ電子書店/セブンネット/東芝ブックプレイス/VarsityWave eBooks/ひかりTVブック/BooksV/Booklive/honto/本よみうり堂デジタル/楽天Kobo/Reader Store/YONDEMILL
*iPhone/iPadなどのiBooksアプリ、またはiTunes Storeで「早稲田大学出版部」を検索してください。
「新聞は震災をどう伝えたか。早大ゼミ生らの分析が本に。」
▲2012年5月18日朝日新聞朝刊より。 [外部リンク]
「東日本大震災の被災地が新聞各紙にどう取り上げられたかを比較するなど、『震災報道』を独自の視点で検証する書籍を、早稲田大学の学生が来月出版することになりました。書籍を出版するのは、早稲田大学教育学部で『新聞学』を専攻している学生たちです。 --- (中略)--- 学生を指導している花田達朗教授は、『メディアの人たちが読んでも納得してもらえる内容になっていると思う。学生たちが震災をどのように捉えたかを知ってもらいたい』と話しています。」
▲2012年3月24日、「NHKニュース おはよう日本」の中で、「震災報道検証 大学生が書籍に」と題して紹介されたものです。
第1部 実証的視点
全国紙が見た震災/地方紙が見た震災―記事面積分析は何を教えるか(柏樹利弘・前原達也)
震災報道の「顔」―『河北新報』の情報源を検証する(林怡蕿)
津波被災は持続的に報道されたか―阪神淡路大震災との比較から(篠原紀彦)
第2部 批判的視点
新聞はなぜ「大本営発表」と批判されるのか (片岡弘太)
プルトニウム報道に見る在京紙と地方紙―超猛毒物質から福島県民を守るのはだれか(出澤広介)
写真分析から見えた新聞記者の葛藤―報道の責任か、身の安全か (平井紀一)
新聞が伝える「死」―「死」と向き合い、考える(蓮見嵐太)
第3部 4つの場所から考える
石巻市立大川小学校―検証記事をどう活かすか(六田悠一)
南三陸町防災対策庁舎―報道対象の一極集中はなかったか(新田 修)
長野県栄村―もう1つの被災地と地域の営みからの報道(朴 哲宏)
牡鹿半島・十八成浜-「『がんばれ』は思考停止の言葉」(築比地真理)
あとがき この本はどのように生まれ、どのように読まれるべきか(花田達朗)