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写真:植民地台湾の自治
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植民地台湾の自治
自律的空間への意思

野口 真広 著

A5判 334ページ

本体 4,000円+税(2017年12月25日発売)

ISBN:978-4-657-17807-7

TSUTAYA
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作品概要

日本統治時代、立憲主義に基づき英米の植民政策を応用して台湾人による自律的な地方自治を目指した人々がいた。
早稲田大学で学んだ楊肇嘉を中心に、植民地時代の台湾人による自治運動がどのように形成されたのかに注目し、日本の植民地施策研究に新たな視点を与える。

「本書は1930年代の台湾から展開した地方自治運動を地方から自治権の拡大を求めた政治運動として分析することで、植民地台湾の政治運動史に新たな可能性を提示している。」『次世代論集』vol.3(2018年3月)にて紹介。評者:安 度炫氏(東京大学総合文化研究科修士課程)。http://hdl.handle.net/2065/00056912

「早稲田大学の影響も浮かび上がらせた本書は、植民地台湾の研究に一石を投じる力作である。」『早稲田学報』2018年6月号にて紹介。評者:劉 傑氏(早稲田大学社会科学総合学術院教授)。

著者プロフィール(編者、訳者等含む)

早稲田大学地域・地域間研究機構次席研究員。早稲田大学大学院社会科学研究科・博士(学術)。
【主な業績】
「石塚英蔵総督の台湾統治改革構想―台湾経験から見る郡警分離問題」(松田利彦・やまだあつし編『日本の朝鮮・台湾支配と植民地官僚』思文閣出版、2009年)
「臺灣總督府對雲林事件的因應與保甲制―日本領臺初期臺灣人之抵抗與協助」(薛化元編『近代化與殖民:日治臺灣社會史研究文集』台湾大学出版中心、台湾、2012年)
「一九一〇年代台湾社会支配像の再検討」(松田利彦・陳姃湲編『地域社会から見る帝国日本と植民地 朝鮮・台湾・満洲』思文閣出版、2013年)。

目次など

第一章 旧慣と植民地統治の統合
第二章 戦間期における植民政策の変容
第三章 統治者による漸進的改革とその限界
第四章 台湾人による植民地政策学の応用
第五章 幻の台湾自治

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