IR、FD、eラーニングなど、さまざまな改革に教職協働で取り組んできた早稲田大学大学総合研究センター(大総研)。設置から4年間の取り組みを総括するとともに、早稲田の教育のあり方について今後の課題と展望を述べる。
早稲田大学 大学総合研究センター
早稲田大学が2012年に策定した中長期計画、Waseda Vision150の革心戦略の1つ、「進化する大学の仕組みの創設」において誕生。高等教育研究部門と教育方法研究開発部門の2つの部門で構成される。高等教育研究部門では、教育・経営に係る各種データの収集・分析(Institutional Research: IR)や高等教育のあり方や理念に関する研究を、教育方法研究開発部門では、Faculty Development(FD)やMassive Open Online Courses (MOOC)などICTを活用した新たな教育手法の開発・普及を行っている。
大学総合研究センターの最新情報 https://www.waseda.jp/inst/ches/
はじめに(姉川恭子)
序 章 大学総合研究センター発足の経緯(橋本周司)
第1部
第1章 大学総合研究センターのこれまでとこれから(神尾達之)
第2章 1990年代からの高等教育改革政策を読み解く(吉田 文)
第2部
第3章 早稲田大学における分散型IR(姉川恭子・沖 清豪・永間広宣)
Column 世界大学ランキング振り返りのすすめ(中山勝博)
Column プロジェクトに参加して思うこと(岡崎成光)
第4章 早稲田大学における教育・学修支援(石井雄隆・山田晃久・森田裕介)
Column CTLTガイド(石井雄隆)
Column 海外FDプログラムに参加して(青木則幸)
Column 高度授業TAの活躍から(蒋 姸)
Column 大学リーダーシップ教育の全国展開(日向野幹也)
第5章 早稲田大学における遠隔教育の普及と推進(石井雄隆・中野美知子・渡邉文枝・山田晃久)
Column 統計教材モジュール展開プロジェクト(石井雄隆)
終 章 大学総合研究センターの次のステージ――大学改革の中心へ(佐藤正志)
おわりに(大野髙裕)
大学総合研究センター年表