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写真:地域再生の論理と主体形成
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地域再生の論理と主体形成
農業・農村の新たな挑戦

柏 雅之 編著 矢口 芳生・斎藤 修・弦間 正彦・西原 是良・堀口 健治 著 

A5判 456ページ

定価:5,000円+税(2019年10月30日発売)

ISBN:978-4-657-19701-6

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作品概要

日本の農山村が直面している三重苦は、環境・資源管理、経済、社会の領域にまたがっていると本書は指摘する。一つは、農業の資源管理を担う人材の不足。もう一つは、兼業農家を営む経済条件の悪化。最後に、過疎と高齢化による活力低下。これらがもたらす三重苦は、それぞれが複雑に絡み合い、農山村を窒息死させようとしている。解決の道筋として、広域経営法人や集落営農法人の活動に注目する一方で、妥当な政策的支援を受けることの必要性を説く。「社会的共通資本」である農と農山村の持続可能性を守り抜くために、ヒトと地域、国は何ができるか、そして何をしなければならないか。農と商工・福祉の連携から食料産業クラスターの形成、JA直売所の取り組みまでと豊富な事例を取り上げ、農業再生の可能性を力強く示す。

著者プロフィール(編者、訳者等含む)

柏 雅之(かしわぎ まさゆき) 早稲田大学人間科学学術院教授。東大大学院修了(農学博士)

矢口 芳生(やぐち よしお) 福知山公立大学地域経営学部教授

斎藤 修(さいとう おさむ) 千葉大学名誉教授

弦間 正彦(げんま まさひこ) 早稲田大学社会科学総合学術院教授

西原 是良(にしはら ゆきなが) 早稲田大学地域・地域間研究機構次席研究員/研究院講師

堀口 健治(ほりぐち けんじ) 早稲田大学政治経済学術院名誉教授

目次など

序 章 農山村再生の論理と方法

第1部 広域経営と地域農業再生
    ――社会的企業の新たな挑戦
 第1章 共生農業システムを担う社会的農企業
     ――鳥取県八頭町の新たな挑戦
 第2章 創造と連携による広域経営システム
     ――広域経営法人の挑戦
 第3章 農村における社会的企業と政策システム
     ――ヨーロッパの経験から学びえるもの

第2部 産業間の連携とチェーン構築による地域再生
 第4章 農商工連携の深化とバリューチェーン
 第5章 JA直売所と道の駅の新たな公共とビジネスモデル
 第6章 農福連携と持続的な農業・農村発展

第3部 地域再生への新たな挑戦
 第7章 日本型水社会の変化と地域資源管理システムの再構築
 第8章 小水力発電が果たす中山間地域の底支え
     ――農村の再生可能エネルギー活用に向けて乗り越えるべき課題
 第9章 共生農業システムのモデル構築に向けて
     ――地域資源の総合的な利用と管理

 参考文献
 あとがき
 索引
 英文要旨

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