-
spacer
  • YONDEMILL
  • 書籍のご購入・お問い合わせ
  • 早稲田大学出版部について
spacer

ホーム > 新刊案内, 歴史・哲学 > 「依存」の思想

写真:「依存」の思想
spacer

「依存」の思想
「生きる」ための支点

大槻 宏樹 著

A5判 436ページ

2,800円+税(2020年10月10日発売予定)

ISBN:978-4-657-20010-5

amazon.co.jp

作品概要

他人を頼ることは「悪」なのか。
「自立」が叫ばれるこんにち、高齢者や障がい者など他人に「依存」せざるを得ない人びとがいる。肩身の狭い思いをしながら、社会の片隅にひっそりと生きる人びと。かれらが、胸を張って生きることができる社会へ。
教育学の泰斗が放つ、現代日本への強烈なアンチテーゼ。

著者プロフィール(編者、訳者等含む)

早稲田大学名誉教授。文学博士。
1933年生まれ。故郷は長野県上伊那郡。2011年、瑞宝中綬章受章。

目次など

第一話 イタチを忘れない

第二話 「臭い」から「匂い」へ――藤川幸之助の人間論
 一 認知症と人間学
 二 「ポ」と「ユ」の間
 三 「臭い」の構図
 四 支える側が支えられて生かされていく――依存への道

第三話 生きる
 一 平和に生きる
 二 自由と平等に生きる
 三 生命の質に生きる
 四 他者と生きる
 五 依存として生きる

第四話 人はなぜ泣いて誕生するのか

第五話 ケニヤッタから学ぶ他者論

第六話 重いものと軽いもの――一人前の人間誌
 一 一人前の基準
 二 他者との関係

第七話 人の間――寄り添う
 一 一茶の添寝
 二 源信の看取り
 三 〈遠田のかはづ天に聞ゆる〉
 四 賀川豊彦「涙の二等分」
 五 「おまへはいゝかい」「はい、よろしうございます」
 六 『かけがえのない父母へ』

第八話 ネコはネコを通してはじめてネコとなる

第九話 只野真葛とデカルト

第一〇話 結憲章、舫(もやい)宣言――依存の原像 
 一 結の創景――知識結と五人組
 二 語源と呼称
 三 意味と種類(内容)
 四 共同防貧と「もやい直し」――結・舫の新たなまなざし

第一一話 『病家須知』――初の他者援助法

第一二話 依存は極楽である――『浮世風呂』から

第一三話 耄耋(ぼうてつ)余聞
 一 猿の道、猫の道
 二 インノセントに生きる――天音さん
 三 患者の「患」考
 四 To Cure Sometimes

第一四話 無縁死と依存

第一五話 裁断橋物語――心象としての依存

第一六話 ふりかえりましょう――永観堂みかえり阿弥陀さま

第一七話 太田典礼――優生思想への道と現代
 一 太田典礼の業績と反人間観
 二 優生思想の深化

第一八話 教養とは――「他者共信」の思想
 一 修養への道程
 二 教養への道程
 三 「他者共信」への道程

第一九話 人間を討(たず)ねる
 一 「人間」の定義から
 二 ホモ論について
 三 間人と間柄
 四 相互依存
 五 人間宣言――人間を討(と)う意味

余論 〈高遠の桜〉序より

あとがき

spacer