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写真:小規模大学の留学生政策
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小規模大学の留学生政策
エンロールメント・マネジメントと日本語教育の可能性

春口 淳一 著

A5判 304ページ

本体:4,000円+税(2021年10月15日発売)

ISBN:978-4-657-21805-6

TSUTAYA
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作品概要

アフター・コロナを見据えて、大学はいま何をすべきか――。
在籍学生数1,000人足らずの小規模大学に注目し、その留学生政策の実態を検証するとともに、留学生の満足につながることが期待されるエンロールメント・マネジメント(学生が大学に入学し、在学し、卒業するに至るまで、学業面、生活面を大学側がフォローする試み)と日本語教育の役割について考察する。
留学生への教育・支援に携わる大学関係者、必読。

著者プロフィール(編者、訳者等含む)

大阪産業大学国際学部准教授。
2003年、吉林大学外国語学院(中国)で日本語教師としてのキャリアをスタート。その後、日本国内の複数の大学での勤務を経て、2016年より現職。
2014年、早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(日本語教育学)(早稲田大学)。専門は日本語教育学、言語教育政策。
主な著作(論文,書籍)
「継続性のある留学生受入れポリシーの効果 ―小規模大学におけるネパールからの留学生受け入れを例に―」『留学交流』75, 17-27頁, 日本学生支援機構, 2017年。
「地域を挙げての留学生支援事業への不満と期待 ―最前線に立つ大学職員の声を中心に―」『大阪産業大学論集 人文社会科学編』42, 55-76頁, 大阪産業大学学会, 2021年。
『持続可能な大学の留学生政策 ―アジア各地と連携した日本語教育に向けて―』明石書店,2019年(宮崎里司氏との共編著)。

目次など

第1章 留学生を取り巻く現況   
 1.1 「2018年問題」と定員充足
 1.2 マクロレベルの留学生政策

第2章 日本語教育とエンロールメント・マネジメント
 2.1 日本語教育と留学生政策
 2.2 アーティキュレーション
 2.3 エンロールメント・マネジメント
 2.4 リサーチ・クエスチョンと本研究の意義

第3章 調査対象
 3.1 対象大学
 3.2 収集データと調査協力者
 3.3 国際交流・留学生施策史

第4章 留学生獲得のために
 4.1 マーケット・リサーチ
 4.2 リクルート
 4.3 アドミッション

第5章 受け入れたその後に   
 5.1 学生生活支援
 5.2 経済支援
 5.3 教学支援
 5.4 リテンション
 5.5 卒業
 5.6 考察――留学生EM確立のために

第6章 日本語教育が持つ可能性
 6.1 「キャリア日本語」と市民リテラシー型アーティキュレーション
 6.2 「日本語教員養成講座」とグローバル・アーティキュレーション
 6.3 修了生の協定校での活躍を通して

第7章 留学生エンロールメント・マネジメントを目指して
 7.1 リサーチ・クエスチョンへの解
 7.2 理想的な留学生EMに向けて
 7.3 日本語教育中心のアーティキュレーション
 7.4 アフター・コロナを見据えて

 あとがき
 参考文献
 索引
 英文要旨

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