早稲田大学モノグラフ29
ＦＧＭ（女性性器損傷）とジェンダーに基づく迫害概念をめぐる諸課題
フェミニズム国際法の視点からの一考察

詳細は、下記からご覧ください。

目次
まえがき
略語表
はじめに
第1章 難民保護におけるジェンダー問題
第1節 ジェンダーに基づく迫害とは何か
(1) 国際機関によるジェンダーに基づく暴力の定義
(2) ジェンダーに基づく暴力をめぐる流れ
第2節 フェミニズム国際法における議論
(1) フェミニズム理論の流れ
(2) 難民保護におけるジェンダーの議論
第3節 難民保護におけるジェンダーに基づく迫害
第4節 ジェンダーに基づく迫害に関連するガイドライン
(1) UNHCRのガイドライン
(2) 6カ国のガイドラインの規定
第5節 「特定の社会的集団の構成員であること」の解釈
第2章 FGMとは何か
第1節 FGM（女性性器損傷）とは
第2節 FGMが行われる背景
第3節 FGM廃絶運動史
(1) 国際社会におけるFGM廃絶の取り組み
(2) 実施国・地域におけるFGM廃絶の取り組み
(3) FGM廃絶運動をめぐる議論
第4節 FGMに関連する法規定
(1) 国際法上の規定と運用の諸問題
(2) 実施国での規定と運用の諸問題
第3章 難民認定プロセスにおけるFGMの表象
第1節 FGM関連判例が出される背景
(1) 移民・難民受け入れ社会におけるFGM問題
(2) 受け入れ各国の禁止法の設定
第2節 カナダの判例
第3節 カシンジャ事件（1996年)
第4節 カシンジャ事件以降の展開
第5節 「FGMに関連する難民認定申請に関する指針」（2009）
第4章 FGM廃絶に向けて 113
第1節 難民・移民受け入れにおけるFGM
第2節 FGMを理由とする難民認定申請から得た教訓
結論
別表
別表1 FGMの副作用
別表2 聞き取り調査概要（2005年9-10月、於スーダン・ハルツーム)
参考文献
英語文献
邦文文献
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索引
Abstract