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これからの学校英語田辺洋二 A5判 358ページ 本体 5,600円+税 ISBN:978-4-657-03307-9 |
英語の国際化と自立化が急速に進行している今、これからの日本の英語教育はどこを目指せばよいのか。多くの問題点を具体的に指摘して、学校英語を総合的に検証する。
第1章 問われ続ける日本の英語教育
1.英語教育に対する批判
1.1 「第三の教育改革」四六答申(1971)での英語教育批判
1.2 国際理解教育への答申(1974)と英語教育批判
1.3 臨時教育審議会第二次答申(1986)と「外国語教育の見直し」
1.4 第15・16期中央教育審議会第一次答申(1996)と
「外国語教育の改善」
1.5 英語第二公用語論での英語教育批判
2.英語教育への提案・提言
2.1 英語第二公用語論からの提案
2.2 平泉試案からの提言
2.3 船橋提言と平泉試案との比較
2.4 鈴木孝夫氏の英語観と提言
2.5 イングリック、平泉試案、第二公用語論が求める
英語教育改革
2.6 日本の文化土壌で苦悩する英語教育:まとめ
第2章 「現代の標準的な英語」と世界の英語
1.世界に拡散する英語
1.1 英語の国際化と自立化
1.2 世界の英語の類型
1.3 英語の出所は一つ
1.4 英語の国際化と自立化のメカニズム
2.イギリス英語から自立する英語
2.1 アメリカ英語とカナダ英語の誕生
2.2 南下を始めたイギリス英語
2.3 世界の目からみた日本の英語
2.4 世界のコミュニケーションに生き続ける英語
2.5 日本語話者と「現代の標準的な英語」:まとめ
第3章 「現代の標準的な英語」と発音に悩む日本人
1.社会の英語と英語教師の英語
1.1 社会の英語:放送メディアからの英語
1.2 社会の英語:地球のさまざまな英語
1.3 日本人教師の英語:体系的につくる英語の発音
1.4 学習指導要領に示された英語の発音
2.英語教師の英語の発音とその尺度:「現代の標準的な発音」
2.1 英語の呼び名
2.2 地球語としての英語と「現代の標準的な英語と発音」:まとめ
第4章 日本人と英語の発音
1.英語教育と完璧な発音
1.1 自分の発音の型
1.2 英語の流暢さ
1.3 発音のモデル
2.日本語話者のための「現代の標準的な発音」をつくる
2.1 日本語のリズムから英語のリズムへ
2.2 日本語のアクセントから英語のアクセントへ
2.3 日本語のイントネーションから英語のイントネーションへ
2.4 日本語の子音から英語の子音へ
2.5 日本語の母音から英語の母音へ
3.現代の標準的な英語の発音とカナ・ローマ字混合表記
3.1 ギムソン氏の簡易表記と発音の混合表記
3.2 子音の国際性と母音の自立性
3.3 ギムソン氏の母音表記とその簡易体系
4.カナとローマ字による混合表記
4.1 ローマ字修正簡易表記
4.2 カナとローマ字による混合表記
4.3 ギムソン表記とカナ混じり混合表記
4.4 母音の混合表記一覧
4.5 日本語話者と現代の標準的な発音:まとめ
日本語索引
英語索引