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<いのち>と家族比較家族史学会監修/太田素子・森謙二編 A5判 280ページ 本体 3,800円+税 ISBN:978-4-657-06821-7 |
「いのち」は歴史のなかで、どのように継承されてきたのか。中絶・間引き・優生思想を初め生殖技術の展開と家族との関係について考える。
はじめに ……森 謙二
序章―本書における論点の整理―……森 謙二
第1部 「いのち」の継承と家族
生命の維持と継承における家族の役割……塚本 学
近世から近代への転換期における女性の身体観/生命観……沢山美果子
―在村女医の診察記録からみた―
民俗学からみた新生殖技術とオヤコ……岩本通弥
―「家」族と血縁重視という言説をめぐって―
第2部 「いのち」への介入
「子返し」をめぐる言説―葛藤する主体の誕生―……太田素子
堕胎・間引きと子どもの命……鈴木由利子
いのちの管理と医療化における公と私……新村 拓
「生殖管理国家」ナチスと優生学……三成美保
いのちの尊厳と家族―家族構造の変質の背景―……藤井正雄
おわりに ……太田素子