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ジェンダーと女性〔新装版〕田端泰子・上野千鶴子・服藤早苗編 A5判 270ページ 本体 3,700円+税 ISBN:978-4-657-04511-9 |
文化として形づくられた女性像をジェンダーの視点から問い直し、これまでの男性中心の思考法を再検討する。
はじめに……田端泰子
第一部 女性史・女性学のいま
古代女性史の現状と課題―後宮の問題を中心に―……西野悠紀子
女性史からみた「道鏡事件」―宇佐宮における女祢宜託宣と亀卜の対決―……飯沼賢司
遊女の身請と性の倫理……牧 英正
明治婚姻・離婚法史研究の現状と課題……村上一博
女性史における近代家族と家―女性史のもたらしたものとその陥穽―……落合恵美子
家族・性と女性の両義性……牟田和恵
女性史における<女性>とは誰か―ジェンダー概念をめぐる最近の議論から―……荻野美穂
近世ドイツの法と女性―嬰児殺をめぐる言説と立法―……三成美保
イギリス・ヴィクトリア期のフェミニズムと帝国主義……河村貞枝
現代家族へのフェミニスト民俗誌的アプローチの方法をめぐって……春日キスヨ
比較家族史学会二十六回大会シンポジウム―論点の整理―……服藤早苗
第二部 高群逸枝をどう読むか
表現の呪力―文学の立場から―……石牟礼道子
高群逸枝の近代家族論……西川祐子
高群逸枝の女性史像……栗原 弘
高群女性史をどう受け継ぐか?―ジェンダーと「言説の政治」をめぐって―……上野千鶴子