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縁組と女性 〔新装版〕比較家族史学会監修/田中真砂子・大口勇次郎・奥山恭子編 A5判 306ページ 本体 3,800円+税 ISBN:978-4-657-03813-5 |
結婚を契機として、それまで他人であった人々の間に様々な関係が生じる。そうした姻族の性質や変化する様相を、女性を中心に据えてさぐる。
はじめに・・・田中真砂子
第一部 「縁組理論」と縁組のさまざまなかたち
女性・男性・こどもの交換―「基本構造」との関連で―・・・遠藤 央
身内がヨメにくると・・・大塚和夫
―アラブ社会の父方平行イトコ婚をめぐって―
韓国家族における嫁と姑・・・竹田 旦
若狭地方における里帰り慣行と主婦権・・・中込睦子
実親との関係・夫婦との関係―その法社会学的検討―・・・湯沢雍彦
第二部 歴史のなかの縁組
通過儀礼から見た子供の帰属―平安中期を中心にして・・・服部早苗
法的側面から見た江戸時代の嫁と舅姑・・・林由紀子
―服忌令と女訓書をめぐって―
江戸時代大坂町方における女性相続人について・・・中埜喜雄
「家」婚入者の家族役割経歴―「嫁―姑関係」再考―・・・岩上真珠
中世カスティーリャ王国における家族形態と女性の財産権・・・芝 紘子
―封建制の未成立との関係において―
一九世紀フランスにおける財産と夫婦関係・・・中野隆生
解説・・・田中真砂子・大口勇次郎・奥山恭子