ホーム > 政治経済・法律・ビジネス, 新刊案内, 社会・教育 > 環境政策の政治学
環境政策と他の政策分野が統合される
「統合的環境政策」のドイツにおける事例を分析。
さらに日本との比較検証を行うことにより、環境ガバナンスの核心に迫る。
【『社会と倫理』第24号(南山大学社会倫理研究所)に書評掲載。評者:森晶寿(京都大学大学院地球環境学堂准教授)】
第1章 統合的環境政策の構図
1 持続的可能な発展
2 環境政策のグローバリゼーション
3 統合的環境政策の構図
4 ヨーロッパ連合の「持続可能性」の戦略
5 ドイツの「持続可能性」の戦略
6 日本における環境基本法以後の環境政策
7 統合的環境政策から環境ガバナンスへ
第2章 ドイツにおける環境政策の歴史―ブラント政権からコール政権まで
1 環境意識、環境運動、環境政策
2 環境政策の創出―社会リベラル政権期
3 「挑戦」としての環境政策―保守リベラル政権期
第3章 エコロジー的近代化としての環境政策―赤と緑の連立政権の意義
1 エコロジー的近代化としての環境政策
2 脱原発と再生可能エネルギーの促進
3 エコロジー税制改革の制度設計と効果
4 団体訴権の導入
5 環境政策のヨーロッパ化
6 大連立政権における環境政策の課題と連邦制改革
第4章 自治体における統合的環境政策―ローカル・アジェンダ二一と環境自治体
1 持続可能なローカル・アジェンダ二一
2 ドイツにおけるローカル・アジェンダ二一の現状と課題
3 日本における環境自治体の現状と課題
文献目録