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早稲田大学の全学生を対象として実施されている数学の基礎科目シリーズの教科書。特に文科系の学生をターゲットに、具体的なテーマに即して数学の基礎知識を段階的に身につけていく。金利編では、金利計算の仕組みを紐解きながら、数列や極限などの概念を知ることができる。
早稲田大学の全学生を対象として実施されている数学の基礎科目シリーズの教科書。
「自分は文系だから数学は関係ない」「難しそうだから自分には無理だ」と考えて数学を敬遠している人は多いかもしれない。しかし、数学で身に付く論理的な思考能力はあらゆる学問の基礎となるものであり、また、情報化社会と呼ばれる今日、様々な情報を収集し分析する上で、なくてはならない重要なスキルの一つだ。抽象的で、イメージがつかみにくい数学を、具体的で身近なテーマを題材に学んでいくことができるのが本書の特徴の一つである。金利というと、誰もがニュースで一度は耳にするが、その計算の仕組みには深い数学的原理が応用されている。本書では、金利計算の仕組みの理解を目標に、数列や極限といった数学的な概念を習得していく。高校数学の知識を前提とせず、最終的には大学で学ぶ数学の知識を身につけることができるので、大学の数学をはじめて学ぶ者には最適の書である。
【『早稲田ウィークリー』第1230号(2010年11月4日)(早稲田大学学生部)の「こんな授業! どんなゼミ?」で授業紹介記事掲載。記事執筆者:外園茜氏(早稲田大学文化構想学部3年)】
第1章 受講する前に
第2章 講義ノート
イントロダクション/指数/対数/数列/二項定理/極限/
金利問題への応用1/金利問題への応用2/総復習と最終試験
第3章 補足
小数/指数の実数への拡張/底の変換公式/ε-N論法/
実数の連続性/ネピアの数℮の存在証明
第4章 解答