なぜ事故は防げなかったのか。政府・電力会社・経済界・学界・マスコミの対応の問題点はなにか。原子力の安全規制制度改革の問題点はなにか。社会科学の目を通じた徹底検証により,安全な未来への方向を提示する。
全国学校図書館協議会選定図書
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第1章 日本社会と東日本大震災と福島原発事故
1 2011年3月11日を記録に残そう
2 2011年3月11日を抱きしめて
3 2011年3月11日と日本学術会議
4 第二次世界大戦の敗戦と福島原発事故
5 2011年3月11日・金曜日・日本時間14時46分
6 日本の原子力発電研究と本書の課題
7 規制とイノベーション
第2章 福島原発事故と安全規制機関の能力
1 福島原発事故の検証
2 東電「全員撤退」発言問題と今後の原子力安全規制
3 福島原発事故と説明責任
4 ERSSによるメルトダウン予測情報
5 SPEEDIによる放射能拡散予測情報
6 想定内だった大津波
7 福島原発事故と安全規制機関の問題点
第3章 日本の原子力安全規制の展開と今後のあり方
1 制度論アプローチからみた原子力安全規制制度の改革
2 原子力開発の出発点
3 原子力安全規制の歴史的展開
4 日本の原子力安全規制の制度的特徴
5 原子力安全規制の今後のあり方
第4章 福島原発事故と日本社会のこれから
1 東日本大震災と福島原発事故から1年余
2 福島原発事故の教訓からこそ見えてくる今後の日本社会のあり方
師岡慎一教授との対談 社会科学者と原子力工学者の視点で考える福島原発事故と大学のあり方