自治体訴訟
（早稲田大学現代政治経済研究所研究叢書36）

近年増加の一途をたどる自治体が当事者となる訴訟。その対応の指針を具体的かつ多角的に示す。

第Ⅰ部　自治体訴訟の基礎（大浜啓吉）
第1章　民事訴訟
第2章　行政訴訟
第Ⅱ部　訴訟形態の論点と課題
第3章　取消訴訟（洞澤秀雄）
第4章　義務付け訴訟・差止訴訟（福永実）
第5章　当事者訴訟（1）――損失補償に関する訴え（形式的当事者訴訟）（平松弘光）
第6章　当事者訴訟（2）――実質的当事者訴訟（佐藤美由紀）
第7章　国家賠償訴訟（1）――公権力の行使に関する国家賠償（江村利明）
第8章　国家賠償訴訟（2）――営造物の瑕疵と自治体訴訟（福永実）
第9章　住民訴訟（今本啓介）
第10章　機関訴訟（嘉藤亮）
第11章　条例と訴訟（小澤賢祐）
第Ⅲ部　事例研究
第12章　まちづくり訴訟（1）――新宿マンション事件（周藤利一）
第13章　まちづくり訴訟（2）――浜松土地区画整理事業計画訴訟（上妻博明）
第14章　環境訴訟（洞澤秀雄）
第15章　社会権をめぐる自治体訴訟――障害者の「２４時間介護」「移動の自由」をめぐって（今川奈緒）
第16章　情報公開訴訟――公文書開示請求権の濫用（嘉藤亮）