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写真:仮設市街地整備論
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仮設市街地整備論
避難生活に日常を取り戻す

伊藤 滋 監修 関口太一・小野道生 著

A5判 152ページ

定価:1,500円+税(2019年10月5日発売)

ISBN:978-4-657-19022-2

TSUTAYA
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作品概要

東京をより安全で魅力的なまちにする――。
東日本大震災の発生時、東京は、鉄道ターミナル駅周辺に膨大な滞留者が溢れかえり、郊外へと向かう幹線道路上に大量の帰宅困難者が列をなすという現象がみられ、防災の課題が浮き彫りとなった。国際都市・東京では、いかなる災害が生じても国際的な業務機能の継続性の確保や、世界中から訪れる膨大な昼間人口を想定した防災対策が求められる。
本書では、被災時の避難生活を日常に近づける試みとして、昼間人口に対応した防災拠点となる「防災見附」の検討や、被災時の仮設市街地を提案するほか、木造可変防災施設の取り組みを紹介する。

著者プロフィール(編者、訳者等含む)

伊藤 滋(いとうしげる)
都市計画家。東京大学名誉教授。
1931年東京生まれ。東京大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。工学博士。東
京大学教授、慶應義塾大学教授、早稲田大学特命教授、日本都市計画学会会長、建設省都
市計画中央審議会会長、内閣官房都市再生戦略チーム座長などを歴任。
著書に『提言・都市創造』(晶文社)、『たたかう東京』、『かえよう東京』(共に鹿島出版会)、『すみたい東京』(近代建築社)ほか多数。

関口太一(せきぐちたいち)
(株)都市計画設計研究所・代表取締役。技術士(都市及び地方計画)。認定都市プランナー。
都市や地区まちづくりの計画設計、文化資源の再生立案などの実務に携わる。東京都景観
審議会計画部会委員などを歴任。杉並区都市計画審議会委員。自分が見た阪神と東日本の
震災現認を、次の世代につなげていくことが大事と考えている。

小野道生(おのみちお)
(株)都市計画設計研究所取締役。技術士(建設部門)。
1967年東京生まれ。1993年横浜国立大学大学院工学研究科修士課程修了(都市計画研究室)。
同年、(株)都市計画設計研究所入社。2018年より現職。近年は、主に東京都区部の街区レベル・地区レベルの再生計画などに従事。
著書に『実務者のための新・都市計画マニュアル』(分担執筆、日本都市計画学会編、丸善出版)。

目次など

1章 東京都心部における防災の考え方
 1-1 防災面から見た東京都心の特徴
 1-2 東京の防災に関する基本スタンス

2章 東京都心部における避難拠点
 2-1 避難拠点の役割
 2-2 避難拠点の配置の考え方
 2-3 避難拠点(防災見附)のイメージ

3章 東京区部における仮設市街地
 3-1 仮設市街地の定義
 3-2 過去の震災における仮設市街地
 3-3 仮設市街地のケーススタディ

4章 平時と災害時をつなぐ木造可変防災施設
 4-1 木造可変防災施設の意義
 4-2 ウッドトランスフォームシステムコンペティションの実施

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