ホーム > 政治経済・法律・ビジネス, 新刊案内, 早稲田新書, 社会・教育 > スウェーデンのフェアと幸福
ダイバーシティ先進国であるスウェーデンには、積極的に移民を受け入れ、ジェンダー平等を推進してきた歴史がある。多様な人が尊重されるための制度が構築されており、男女間で差のない有給育児休業制度、ジェンダーの変更を合法的に許可する性別識別法は、世界で初めて導入された。人々が安心・安全に暮らせるスウェーデン社会は、透明性が高く、真の民主主義国家である。どのような社会であれば、暮らす人々が幸福を感じられるのか。スウェーデンの政治経済、国防、社会システムをなぞりながら解説する。
早稲田大学政治経済学術院教授。1963年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学大学院経済学研究科前期博士課程修了(経済学修士)後、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社に入社し、東京・ニューヨークで勤務。2003年スウェーデン王立ストックホルム大学経済学研究科博士課程修了(Ph.D.)。名古屋商科大学教授を経て2007年より現職。専門は労働経済学。
序 章 「慈善の精神」と「社会の透明性」
第一章 情報公開と国民性
第二章 税金の流れが見える社会
第三章 国民が参画する政治
第四章 ジェンダー差別のない社会
第五章 ダイバーシティ先進国
第六章 人生設計と安心感
終 章 フェアな社会