サッカー日本代表はW杯カタール大会で飛躍できるか。
カギは成熟。選手は、監督は、協会は―。サポーターは、メディアは、サッカー文化は―。果たして成熟したか。
バロンドール(サッカー世界年間最優秀選手賞)の投票権を持つ唯一の日本人ジャーナリストが書き下ろすサッカー日本代表論。ルポタージュ、評論、エッセー、報道の枠を超え、「客観」と「主観」の間を行き来し「サムライブルーの成熟とW杯飛躍」を考える。ポスト・ニュージャーナリズムの誕生と呼べる力作!!
フットボールアナリスト。1958年生まれ。千葉市出身。早稲田大学政治経済学部卒。同大学大学院経済学研究科(フランス経済史専攻)中退。91年よりサッカー取材を始める。スポーツ総合雑誌「スポーツ・グラフィック ナンバー」(文藝春秋)やサッカー専門誌のほか、欧州で最も権威のあるサッカー誌「フランス・フットボール」などに寄稿する。著書に『オシム 勝つ日本』(文藝春秋)』『山本昌邦 勝って泣く』(同)『戦地へ:フィリップ・トルシエの1353日』(双葉社)『トルシエ革命』(新潮社)など。
序 章 賛辞と落胆
第一章 悲劇から悲願へ
第二章 対戦相手から見た《ジョホールバルの歓喜》
第三章 動のトルシエ、静のオシム
あとがき