今問題になっているエボラ出血熱、デング熱をはじめ、各種予防接種や院内感染の問題、麻疹(はしか)、鳥インフルエンザ、エイズ、各種肝炎、BSE、O157、生物テロなど、感染症法に記載されているすべての感染症について解説し、対処方法を紹介。海外生活に役立つ情報も掲載している。併せて生活習慣病と免疫など予防医学の視点からも書かれているのは、従来の感染症の本には見られない特色である。好評を博した第二版を見直し、表や数値を新しくするとともに、新型インフルエンザ(H1N1)の項を加えた改訂新版。
「世界中でもっとも恐ろしい病気は何かと言われたら、私は躊躇なくエボラと答えるだろう。」(本文第六章)
【教科書・参考書指定】 早稲田大学人間科学部・オープン教育センター、東京家政大学
第一章/感染症と人間、その壮絶な戦い
第二章/病原微生物と免疫の世界―敵を知り己を知る―
第三章/日本の感染症対策―伝染病予防法と感染症法―
第四章/日本人を襲うさまざまな感染症
第五章/終わらない性感染症とエイズ
第六章/環境の変化と感染症
第七章/二一世紀の感染症の世界は?