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2008年は国際連合が平和維持活動を始め、世界人権宣言を公布して60周年の節目の年にあたる。しかし戦乱は後を絶たず、世界各地で人権侵害は起こっている。国際機構の理想と実効性とは何かを改めて問う。
巻頭言 国際機構と平和/吉村祥子・勝間靖
1 国際機構と平和 …最上敏樹
2 軍縮における国際機構の役割 …黒澤 満
3 紛争後社会の「法の支配」確立における国際 刑事法廷の役割と限界
―ICTYとボスニア国内戦犯法廷との連携を中心に …藤原広人
4 開発に関わる国際機関と平和 …大芝 亮
5 愚かしき暴力と、国際人権の物語 …阿部勝己
6 NGOの国連参加―消えた世界会議とその後 …馬橋憲男
7 国連平和活動における民主化支援の考察
―デモクラティック・ピースの構築へ向けて …杉浦功一
8 平時の軍事環境問題からの安全保障の問い直し …林 公則
●国際学会動向 国際平和研究学会大会に参加して …山根和代
●書評 国内類推からの離陸 ―国際秩序論の現在/石田 淳
国際政治の中の国連事務総長―その限界と「自立」への挑戦/藤重博美
現地社会が担う平和構築に向けた開発援助のために/山根達郎
国際機構の時代―グローバル・ガバナンスの模索/臼井久和
内省する日本のNGO/毛利聡子