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平和研究は憲法をどのようにとらえるか。
日本ほど、平和研究において憲法が占める位置が大きな国はほかにない。9条があるゆえに、戦後日本において平和問題は憲法問題となった。
平和研究と憲法を多角的に考察する。
巻頭言
平和研究は憲法をどのようにとらえるか 君島東彦
●依頼論文
1 核なき世界への道
量子力学と西田哲学が指し示す未来 内藤 酬
2 憲法と核・原子力 河上暁弘
3 平和主義と日本国憲法24条
なぜ,「家族保護」論は,「平和主義」に敵対するのか? 若尾典子
4 憲法理念からのネイション意識の再構築 暉峻僚三
●投稿論文
5 「境界を越える」思想
震災後の知と平和学の役割 田村あずみ
6 フィリピン市民社会勢力の地方政治権力獲得 東江日出郎
7 移行期における立憲主義と正義
南アフリカとネパールのTRC法に対する立憲的正統性の評価の比較 小阪真也
●書 評
自衛隊という名の「軍隊」をどうするのか 岡本篤尚
(水島朝穂『平和の憲法政策論』日本評論社,2017年7月)
9条平和主義はアジアで何ができて,また,何をしなければならないのか 永山茂樹
(李京柱『アジアの中の日本国憲法――日韓関係と改憲論』勁草書房,2017年7月)
日本平和学会の研究会活動 日本平和学会事務局
SUMMARY
編集後記 青井美帆
日本平和学会設立趣意書
日本平和学会23期役員
日本平和学会会則