公共政策と法

公共政策は、政府活動にとって不可欠の要素であり、日本では、公共政策のあり方が政治の争点ともなっている。そして、公共政策は必ず法律の衣を着て登場し、「公共政策と法」は不可分の関係にある。
大学政策・外国人政策・農地法制・河川行政・成年後見制度など、現在の日本が直面している課題を全3部構成で検討する。

はしがき……大浜啓吉

第一部　憲法と公共政策

学問の自由と大学の自治……大浜啓吉　
外国人政策と入国・在留・再入国の自由……後藤光男　

第二部　国土と公共政策

日本の農地法制と現下の課題……堀口健治　　
　―優良農地確保と担い手確保―
河川行政と法……周藤利一　
改正土地収用法の概要とその問題点及び課題……平松弘光　
大規模な公共施設の立地問題について……鳫　咲子　
　―我が国立法と英米における考え方との相違―

第三部　市民社会と公共政策

成年後見制度の現状と基本的人権……田山輝明
不良債権と土地問題（その2）……篠塚　力
　―平成15年法律134号による改正を受けて―
地方公共団体による行政上の強制執行……北原昌文
　―最高裁平成14年7月9日判決を契機に―

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