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地域主義の国際比較山本武彦編 A5判 356ページ 本体 4,600円+税 ISBN:978-4-657-05517-0 |
グローバル化の大波は、従来の国際システムを根底から揺り動かしている。国際システムの変容は何をもたらすのか。毛里和子・平野健一郎・福田耕治・黒柳米司・宮脇昇など計14人の執筆者が地域主義(リージョナリズム)の実態を分析して、新しい国際秩序を考察する。
序 章 リージョナリズムの諸相と国際理論……山本武彦
第一部 アジア太平洋の地域主義
アジアにおける地域性の創生―その原因を求めて―……平野健一郎
「東アジア共同体」と中国の地域外交……毛里和子
東アジアの地域主義に関する一考察……多賀秀敏
ASEAN安全保障共同体論議の経緯-ASEANの到達点-……黒柳米司
ロシアと北東アジア地域主義……小泉直美
アジア原子力共同体構築への展望……伊藤菜穂子
―地域主義的アプローチによる原子力国際管理構想の一シナリオ―
第二部 ヨーロッパの地域主義
EUの東方拡大と地域・構造政策……福田耕治
東地中海の地域協力と紛争解決メカニズムの創成力学……宮脇 昇
─キプロス紛争解決のレジーム─
北欧の地域協力―その安全保障のインプリケーションから―……大島美穂
欧州軍備協力にみる地域主義……臼井実稲子
第三部 西半球の地域主義
米州における地域主義と米国の貿易政策……浅川公紀
FTAAと「人間の安全保障」……野崎孝弘
―NAFTAの全米化は誰に不利益をもたらすのか―
地域間主義の比較分析……大西崇介