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写真:山本美香最終講義 ザ・ミッション
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山本美香最終講義 ザ・ミッション
戦場からの問い

山本 美香

四六判 320ページ

本体 1,800円+税(2013年03月31日刊行)

ISBN:978-4-657-13001-3

TSUTAYA
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作品概要

人々の生と死を取材し自らの使命を問いつづけ,凶弾に斃れた女性ジャーナリスト最後のメッセージ。2012年春,早大での講義記録。

《全国学校図書館協議会選定図書》《日本図書館協会選定図書》

【教科書・参考書指定】 立教大学社会学部

著者プロフィール(編者、訳者等含む)

「学生たちと交わした議論からは,戦場で苦しむ人々に向き合ってきた,芯が強くて優しい山本さんの真摯な姿が甦ってくる。『伝え,報道することで社会を変えることができる,私はそれを信じています』。人として記者として,私たちは何ができるのかについて考えるためのヒントがあふれている。」
2013年8月2日号 週刊朝日「話題の新刊」

「《目撃者でありたい》《現場を伝えることで社会を変えられる》との信念が随所に滲む。」
2013年8月号 サライ

「危険な戦場に生きる人々に会う,継続が大事だと説く山本さん。最後のメッセージが心に響く。」
2013年6月15日 ふぇみん

「戦地の民見守る記者魂――本書は,山本さんがシリア・アレッポで取材中に銃弾に倒れる3カ月ほど前に,早稲田大学で行った4回の講義録だ。(中略)ジャーナリストを目指す学生たちにジャーナリストの心構えとジャーナリズムの基本を易しく説いている。肩肘張らず,体験を踏まえた語り口に説得力がある。」(共同通信配信)
2013年6月23日 河北新報/2013年6月16日 北日本新聞/2013年6月9日 京都新聞,上毛新聞/2013年6月2日 中國新聞,琉球新報

「『なぜ戦争を取材するのか』という問いに,山本は自らの経験で答える。これが早稲田大では最後の授業となった。」
2013年4月6日 福島民報

「山本美香さん最後の講義 出版――早大で「戦場からの問い」 現場取材の使命語る」
2013年4月4日山梨日日新聞 [外部リンク]

【著者紹介】
山本美香
1967年,北海道に生まれ,山梨県都留市に育つ。1996年よりジャパンプレスに所属し,アフガニスタン,イラク,シリアなど世界の紛争地域の現場から,人びとの置かれた現実を伝え続けたフリー・ジャーナリスト。2008年から早稲田大学においてジャーナリスト養成講座の講師として教壇に立ち,「なぜ戦争を取材するのか」を学生たちと議論してきた。2012年8月20日現地時間の午後3時半,シリアのアレッポにおいて政府軍の銃撃を受け,死去。日本記者クラブ賞特別賞受賞(2013/5),国際新聞編集者協会(IPI)「世界報道の自由ヒーロー賞」受賞(2013/5)。

※お近くの書店でお求めの際は,ご注文書(PDF)をダウンロードし,お持ちいただくと便利です。

目次など

早稲田大学Jスクール・2012年度講義 戦争とジャーナリズム
第1回  4月24日(火曜日)
私の仕事――現場から伝える
ビデオジャーナリストとして
アフガニスタンでの経験
災害報道――雲仙普賢岳の取材で
東日本大震災で
学生たちとの対話――震災報道をめぐって
学生への課題提示
第2回  5月8日(火曜日)
フリーランスになって――戦場取材へ
アフガニスタンで学んだこと
テレビとフリーランス
イラク戦争=バグダッドでの取材
学生との対話――取材のために線上に残るか
第3回 5月15日(火曜日)
ジャーナリストの立ち位置
戦争報道のあり方
自衛隊のイラク派遣とジャーナリズム

早稲田大学政治経済学部 朝日新聞提携講座 5月16日(水)
メディアの世界――メディアと戦争
テレビという媒体だけでなく
紛争地を取材する
ビデオジャーナリストとして
フリーランスとして
テレビ・メディアから見た戦争
現場を継続的に取材することの大切さ
学生の質問に答える
講義後の学生さんへのメッセージ(5月21日)

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