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朝鮮戦争期にタイで発展した平和運動,その経緯と実態について,長年にわたり現地で発掘した史資料と独自に行ったインタビュー調査をもとに考察。米ソ冷戦期における国際関係の視点から,現代タイ政治史を見直した意欲作。
序章
第Ⅰ部 平和運動の背景とその発展過程
第1章 冷戦を契機に発展した平和運動
第2章 平和運動と「平和反乱」事件
第Ⅱ部 政治・社会運動の中の平和運動
第3章 平和運動の統一戦線――学生・ジャーナリスト・労働者・僧侶
第4章 在タイ華僑の政治活動と平和運動
第5章 地方の平和運動――タイ共産党の工作と農民の参加
第Ⅲ部 結部
第6章 タイ平和運動の発展要因と阻害要因
終章