早稲田大学校友会１２５年小史

明治18（1885）年、早稲田大学校友会は誕生した（当時は、早稲田大学の前身・東京専門学校の同窓会組織）。大学の創設に遅れること３年、平成22（2010）年12月に設立125周年を迎える。校友会は大学の発展とともに成長してきた。大隈重信の死、関東大震災、第二次世界大戦、学園紛争等を乗り越え、組織、体制を確立していく経緯を、史資料を駆使して描く。

序　　　白井克彦
刊行にあたって　　　福田秋秀

１　校友会の誕生から大隈の死去
　　1885～1926
　　１　校友会の設立
　　２　校友会大会の開催
　　３　組織・財政・事業
　　４　大正時代の校友大会
　　５　全国組織へ――会則の変更
　　６　永楽倶楽部の発足
　　７　大隈重信逝去、綾子夫人の死
　　８　関東大震災

２　昭和の胎動、大戦を乗り越えて
　　1927～1955
　　１　昭和前期の活動
　　２　校友会の再興に向けて
　　３　復活第１回校友大会
　　４　校友会館の建設

３　組織・体制の確立
　　1956～1982
　　１　全国支部長会のスタート
　　２　母校創立80周年
　　３　学園紛争と校友会
　　４　ホームカミングデー始まる
　　５　幹事の任期を４年に延長

４　設立100周年を迎えて
　　1983～2001
　　１　昭和58年以降の校友大会
　　２　校友会設立100周年記念大会
　　３　会長、代表幹事、常任幹事等の異動
　　４　友田、石黒、中嶋代表幹事の校友会運営、構想
　　５　校友会事務局、大学組織に編入
　　６　代議員数（割当）の移り変り
　　７　商議員数（割当）の移り変り
　　８　年次稲門会10年祭
　　９　総長招待全国支部長会・総長招待職域稲門会長会
　　10　総長招待東京都稲門会長会
　　11　幹事長会
　　12　ワセダ・ヒューマン・トーク、ワセダ・アート・ギャラリー三人展、
　　　　WASEDA FOR KIDS 開催
　　13　ゴルフコンペ
　　14　校友会費
　　15　早稲田大学100周年記念事業に校友会館建設基金として１億円寄付
　　16　早稲田カード奨学金と校友会給付奨学金
　　17　組織強化費
　　18　推薦校友
　　19　稲門女性ネットワーク（TWN）
　　20　『早稲田学報』1000号を迎える
　　21　『校友会本部通信』発刊
　　22　大学による卒業生データ管理と校友会費在学時納入制度

５　大学125年、校友会125年　そしてその先へ
　　2002～
　　１　平成14（2002）年以降の稲門祭
　　２　会長、代表幹事、常任幹事等の異動
　　３　校友会運営と構想
　　４　代議員数（割当）の移り変り
　　５　商議員数（割当）の移り変り
　　６　早稲田大学創立125周年記念式典と稲門祭、校友会の活動
　　７　奨学金制度の充実に向けて
　　８　海外稲門会と海外他大学の同窓会組織との交流
　　９　校友会設立125周年記念事業

あとがき　　　矢谷憲一

早稲田大学校友会略年表
早稲田大学校友会歴代役員
早稲田大学校友会規則