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「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」受賞者による早稲田大学の貴重な講義録。
今、社会はネットの情報に翻弄されている。兵庫県知事選挙ではSNSに投稿されたデマによって選挙が歪められ、ロシアのウクライナ侵攻ではフェイク動画の拡散で混乱が起きた。真実を明らかにしようとしたジャーナリストたちは、どのような闘いを続けたのか。
そして、満蒙開拓を現代の視点で捉え直す信濃毎日新聞の「鍬を握る 満蒙開拓からの問い」、広島への原爆投下からの一年をたどった中国新聞「ヒロシマ ドキュメント」、過疎化が進む石川県穴水町での政治の闇を取り上げた映画『能登デモクラシー』では、これからの報道が担うべき使命が映し出される。
さらに、テレビ・ドキュメンタリー、オフレコ取材をテーマにしたシンポジウムを収録。ジャーナリズムの未来を知るための必読書。
土屋礼子(早稲田大学 政治経済学術院 教授)
村瀬健介(TBSテレビ 報道局 「報道特集」キャスター)
村山祐介(ジャーナリスト)
島田隆一(信濃毎日新聞 上田支社 支社長)
井口賢太(信濃毎日新聞 編集局文化部)
岡田浩平(中国新聞 編集局クロスメディアセンター 社会担当部長)
水川恭輔(中国新聞 編集局編集委員室 編集委員)
五百旗頭幸男(石川テレビ放送 ドキュメンタリー制作部 部長)
今林隆史(RKB毎⽇放送 報道局報道部 記者)
小黒 純(同志社大学大学院 社会学研究科 教授)
伊藤 聖(BSフジ 編成局報道部)
畑仲哲雄(龍谷大学 社会学部 教授)
1 報道特集と兵庫県問題――〝権力監視〟と〝偏向報道〟批判 村瀬健介(TBSテレビ)
2 AI時代になぜ、あえて現場に行くのか 村山祐介(ジャーナリスト
3 満蒙開拓から学ぶべき教訓――地方紙の模索 島田隆一・井口賢太(信濃毎日新聞)
4 核時代を問う――被爆八〇年企画「ヒロシマ ドキュメント」 岡田浩平・水川恭輔(中国新聞)
5 実録「民主主義崩壊と再生」――手書き新聞とテレビ局の共闘 五百旗頭幸男(石川テレビ放送)
討論1 テレビ・ドキュメンタリーの過去・現在・未来[司会:土屋礼子]
ニュース砂漠に光を当てる――テレビ・ドキュメンタリーの「役割」と「可能性」 今林隆史(RKB毎⽇放送)
「公共財」たれ――『映像』シリーズ半世紀の証言・記録から考える 小黒 純(同志社大学大学院)
討論2 オフレコ取材を考える[司会:土屋礼子]
政治取材におけるオフレコの判断基準 伊藤 聖(BSフジ)
オフレコ取材の道徳的ジレンマ 畑仲哲雄(龍谷大学)