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劉宋・范曄 著 / 唐・李賢 注 / 渡邉 義浩 訳
文庫判 400ページ / 本体:1,000円+税(2023年6月26日発売)
「早稲田文庫」の好評シリーズ「後漢書」の第2巻は、後漢の事績を歴代の皇帝ごとに記した「本紀」の最終巻。黄巾による混乱のさなか、都・洛陽で董卓が皇帝権力を簒奪、宮廷を牛耳るのに対し、袁紹に曹操、劉備といった、あまたの英雄が割拠していく……帝国の崩壊と次代への胎動という一大クロニクルがここに! 巻末には歴代の「皇后紀」も収録し、「後漢年表」も掲載。
劉宋・范曄 著 / 唐・李賢 注 / 渡邉 義浩 訳
文庫判 372ページ / 本体:1,000円+税(2022年11月28日発売)
『後漢書』とは、中国の古代帝国・前漢(前202~後8)の再興をなしとげた光武帝(前6~後57/在位25~57)を初代皇帝とし、以降14代196年間続いた帝国・後漢の正史(中国歴代王朝の正当な歴史書として、後世公認された二十四の史書の一つ)を指す。本書は、その『後漢書』を現代日本語に訳された全12巻の文庫本で通覧するという企画の端緒を切る第1巻目。後漢の事績を、「本紀」の巻では歴代の皇帝ごとに、「列伝」の巻では臣下ごとに叙述。そして「志」の巻では、後漢の制度史を取り扱う。二十四史のうち、既に文庫化されている『漢書』と『三国志』を繋ぐ『後漢書』は、本邦初の文庫化。そこで扱われている歴史は、やがて魏・呉・蜀による三国時代の動乱へと至る前史にもあたり、『三国志』好きにも必携・必読のシリーズである。日中国交正常化50周年記念企画。
渡邉 義浩 訳
A6判 372ページ / 本体:1,000円+税(2021年12月20日発売)
孔子とその弟子の言行録である『論語』は、これまであまたの解釈本が読み継がれてきた。そのうち完全に残る最古の解釈本が、何晏の『論語集解』である。三国時代に著され、本来の孔子や初期儒家の考え方に近いといわれる。魏の曹爽のもと皇帝権力の再強化を目指した政治家の何晏が、それまでの『論語』 解釈本をもとに編纂。特に何晏は、「真理の探究には『一』を知ること」 と、 「一」に核心を置く。『論語集解』を読み解くことで、三国時代の思想と『論語』の 初期の形成過程にふれることができる。「三国志」研究の第一人者による『論語集解』現代語訳に、訳注と他の『論語』解釈本等との参校を記した、『論語』の原点が文庫版の上下巻で誕生。下巻に「解題 何晏と『論語集解』」 所収。
「解題」より
何晏は、「三国志」で有名な曹操の寵愛を受け、宮中で育った貴公子である。すなわち、何晏の『論語集解』は、三国時代の『論語』の解釈、読み方なのである。すでに孔子が生まれてから八百年が経ち、さまざまな読み方が存在した。「集解」という書名に表れるように、多くの人々の解釈を集めてはいるが、あくまでも『論語集解』は、「論語序」の最後に名を記す、何晏が正しいと考える『論語』の解釈なのである。
渡邉 義浩 訳
A6判 370ページ / 本体:1,000円+税(2021年12月20日発売)
孔子とその弟子の言行録である『論語』は、これまであまたの解釈本が読み継がれてきた。そのうち完全に残る最古の解釈本が、何晏の『論語集解』である。三国時代に著され、本来の孔子や初期儒家の考え方に近いといわれる。魏の曹爽のもと皇帝権力の再強化を目指した政治家の何晏が、それまでの『論語』 解釈本をもとに編纂。特に何晏は、「真理の探究には『一』を知ること」 と、 「一」に核心を置く。『論語集解』を読み解くことで、三国時代の思想と『論語』の 初期の形成過程にふれることができる。「三国志」研究の第一人者による『論語集解』現代語訳に、訳注と他の『論語』解釈本等との参校を記した、『論語』の原点が文庫版の上下巻で誕生。下巻に「解題 何晏と『論語集解』」 所収。
「まえがき」より
それでも「古注」は、多くの人々により、長い期間をかけて、異なる思想的状況の中で著されてきた『論語』が抱える矛盾をそのまま、われわれに伝える。津田左右吉によれば、『論語』の章の中で、孔子その人の言葉や行動を伝えるものは、半分にも満たないという。われわれは、「古注」から、それを考えていくことで、『論語』の形成過程に思いを致し、孔子の本来の教えを探ることができる。