ホーム > 新刊案内, 早稲田大学現代政治経済研究所研究叢書, 歴史・哲学 > 「越境」世界の諸相
![]() |
![]() |
人間社会にとって「境界」とは,「越境」とはなにか。グローバリズムの今,あらためて考える。
序
第Ⅰ部
越境する商品・情報・好奇心・ジェンダー――女流博物学者メーリアンの生涯とその時代(谷澤 毅)
ローヌ‐ライン運河――「越境」から越境へ(内田日出海)
第Ⅱ部
越境するムスリム――リトアニア・タタールの系譜とその世界(川名隆史)
ブラチスラヴァ地名考(長與 進)
大改革前のロシアの兵士(松村岳志)
アルゼンチンにおけるヴォルガ・ドイツ人――移住当初のロシア的共同体生活(鈴木健夫)
第Ⅲ部
明治期の地域産業とキリスト教――今治綿織物業の発展とキリスト教徒企業家(辻智佐子)
取引所制度の受容からみた戦前日本・中国の経済社会(四方田雅史)
インカルチュレーションと「近代の超克」――現代日本のカトリシズムをめぐって(寺尾寿芳)