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早稲田新書

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写真:幻の村

手塚 孝典 著

新書判 210ページ / 本体:900円+税(2021年7月31日発売)

満蒙開拓団の日本人たちは1945 年8 月、ソ連侵攻により満洲(現・中国東北部)に置き去りにされ、集団自決した。
国策に従い彼ら彼女らを満洲へ送り込んだ村の有力者は、それを知り自らも死を選んだ。
時代に踊らされ、時代に流され、時代に殺された人々。時代は国そのものではなかったか――。
著者初の書き下ろしは、村の有力者が書き残した日記を手掛かりに、満蒙開拓の深層、時代と侵略の真相に迫る。
「満州事変90 年」に当たる2021 年の記念碑的ルポルタージュがここに誕生!!! きな臭い日中関係を再考するための糸口が本書に記されている。

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写真:凛凛烈烈 日本サッカーの30年

田村 修一 著

新書判 232ページ / 本体:900円+税(2021年6月29日発売)

サッカー日本代表はW杯カタール大会で飛躍できるか。
カギは成熟。選手は、監督は、協会は―。サポーターは、メディアは、サッカー文化は―。果たして成熟したか。

バロンドール(サッカー世界年間最優秀選手賞)の投票権を持つ唯一の日本人ジャーナリストが書き下ろすサッカー日本代表論。ルポタージュ、評論、エッセー、報道の枠を超え、「客観」と「主観」の間を行き来し「サムライブルーの成熟とW杯飛躍」を考える。ポスト・ニュージャーナリズムの誕生と呼べる力作!!

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写真:東京 パンデミック

山岸 剛 著

新書判 198ページ / 本体:900円+税(2021年4月7日発売)

感染爆発によるコロナ危機で、世界の際(きわ)に立たされた私たち。
究極の選択はどちらか。「死を忘れるな」か。「今この瞬間、刹那を楽しめ」か。
「都市」と「人間」の病理をあぶり出す渾身のフォトエッセー。

新型コロナウイルスの感染拡大で、初の緊急事態宣言が東京に発令された2020年4月7日。それを境に「都市」と「歴史」、「人間」と「摂理」の関係がどう変わったかを36枚のモノクロ写真とエッセーで明らかにする本書。気鋭の写真家が挑んだ「都市」と「人間」の病理を証明する挑戦は、コロナ禍における「都市」と「人間」の再発見でもあった――。

【「試し読み」できます】
東京 パンデミック.pdf



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04 ©Takeshi Yamagishi (要クレジット).jpg


























いずれも本書所収のモノクロ写真(©Takeshi Yamagishi)

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写真:国境なき技師団 スマトラ島から東北へ

濱田政則・小長井一男・清野純史・鈴木智治・三輪滋・鈴木乃里子 著

新書判 166ページ / 本体:900円+税(2021年2月3日発売)

2004年12月のスマトラ沖地震・インド洋津波をきっかけに設立された国際防災ボランティア団体「国境なき技師団」。土木学会会長の濱田政則・早稲田大学教授(当時)らが中心になり設立した技師団は、防災教育や耐震技術を通じて人々の命を救う。医療技術を通じて命を救う「国境なき医師団」と同じように、独立・中立・公平なNGOだ。インドネシア、バングラデシュ、パキスタン、中国で被災地の復興を支援する一方、東日本大震災の被災自治体(大船渡陸前高田の両市)へ「シニア技術者」を独自に派遣してきた。技師団の活動に触発された学生でつくる「早大防災教育支援会」「京都大学防災教育の会」の活動も合わせて本書は取り上げ、国際防災ボランティア団体の可能性を探る。

【「試し読み」できます】
国境なき技師団 スマトラ島から東北へ.pdf

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写真:村上春樹の動物誌

小山 鉄郎 著

新書判 272ページ / 本体:900円+税(2020年12月10日発売)

村上春樹氏のインタビューを所収!
日本記者クラブ賞に輝いた文芸記者の著者が、動物を手がかりに村上文学の森に深く分け入る 。 デビュー作の『風の歌を聴け』から『猫を棄てる』までを貫く核心のテーマとは 。好評を博した新聞連載記事を大幅加筆した待望の決定版!

【「試し読み」できます】
(試し読み企画)『村上春樹の動物誌』(小山鉄郎著).pdf


◎『村上春樹の動物誌』の担当イラストレーターに聞く――北窓優太さん

 小山鉄郎氏の新書新刊『村上春樹の動物誌』でイラストを担当した北窓優太さん(38)=大阪府豊中市在住。新書の章扉にある30点のイラストは、村上春樹氏の深い作品世界にいざなう小山氏の考察に独自のアクセントを付けています。気鋭のグラフィックデザイナーでもある北窓さんに動物のイラストについて、編集部が聞きました。

――動物のイラストとはいえ、村上春樹氏の作品と、それに考察を加える小山鉄郎氏の「双方の世界」をくみ取って描くのは難しかったと思います。

北窓 僕自身、村上春樹さんの本が好きです。20代の頃に熱心に読みました。その読み方が浅いということを、小山さんの原稿を読みながら知りました。動物を糸口に考察を展開しながら、どんどん深くなっていく。重くて深いなあと感じました。

――イラスト制作で注意した点はどこですか。

北窓 村上春樹さんの作品世界を「大陸」と考えるなら、小山さんはその「大陸」の「地図」を作っている。海岸線、河川、平野、山脈などを「地図」に落とし込んでいっている。そして「大陸」のことを理解しようとしている。だから、僕は「大陸」のこと、「地図」のことを念頭に置き、「大陸」と「地図」の関係を忘れないようにしました。小山さんが何千字も使って「地図」を表現しようとするのに対し、僕は一枚のイラストでそれを表現しなければならない。僕の「地図」がピンボケではいけない。そこに難しさと楽しさがありました。

――「新しい発見」があったわけですね。

北窓 小山さんの考察から浮かび上がるイメージ。村上春樹さんの作品から広がってくるイメージ。「双方の世界」を通じて僕の中に湧き上がってくるイメージ。それをイラストに表現することは新しい試みでした。例えば、第十三章の「羊男」。村上春樹さん自らが描いた絵が小説に載っています。まず、村上さんの絵のイメージを壊さず、そして過度に引きずられず、シンボリックで期待感が漂う「羊男」を描きました。実は小山さんの原稿を読むまでは、「羊男」が村上さんにとって「永遠のヒーロー」であることを知りませんでした。20代前半に『羊をめぐる冒険』を僕が読んだ時、「羊男」は物悲しい存在であると理解しました。小山さんの指摘を受けて、ある種の衝撃を受けました。

――北窓さんと同じような「新しい発見」を、イラストを見た読者も味わえるでしょうか。

北窓 小山さんの考察に続いて、僕のイラストを通じても「新しい発見」があるとうれしいです。小山さんは「村上春樹作品は、あらゆる読者の前に開かれている」と言っています。僕のイラストも、読者のイメージを縛ったり、見る人に固定観念を植え付けたりすることがあってはいけないと思います。だから徹底的に、象徴的に描いたのです。村上春樹小説に対する読者のイメージが、僕のイラストからもさらに広がっていくことを願っています。(文責・俊)

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「羊男」(Ⓒ北窓優太)








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個展会場で『村上春樹の動物誌』の原画(イラスト)を説明する北窓優太氏=東京・神宮前、12月15日午前






【個展の情報】『村上春樹の動物誌』のイラスト全30点の展示を含む北窓優太さんの個展「LIFE & SLUMBER」が12月15日から12月20日まで都内で開かれます。会場は「Popularity gallery & studio」(東京都渋谷区神宮前2-3-24、電話番号 03-5770-2331)で、午前11時から午後7時まで(最終日は午後5時まで)。入場無料。全日、北窓さんが会場に詰める予定です。個展の関連URLはこちら。https://www.popularity.co.jp/about-1

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写真:AとZ

森永 邦彦 著

新書判 202ページ / 本体:900円+税(2020年12月10日発売)

パリコレで活躍する日本人トップデザイナー初の書き下ろし。
「服は言葉を発することができない」「ファッションデザイナーは服の代わりに、服のことを伝えようとする」「テーマとコンセプトが服づくりの根幹」。そう言い切る著者の発想の源泉を明かす力作。ファッションで「世界と自分」を変えたいと願う人へのヒントと励ましがここにある。

森永邦彦氏の新書新刊書き下ろし『AとZ―アンリアレイジのファッション』を装丁したのはデザイナーの三浦正已さん(62)です。精文堂印刷のデザイン室に在籍し、本書がちょうど1000冊目の担当となりました。インパクトのあるカバーと帯について、三浦さんに編集部が聞きました。

――『AとZ』のタイトルは新書史上「最単」、つまり最もシンプルだと言われています。シンプルであるが故の難しさや苦労はあったのでしょうか。
三浦 碁盤は宇宙だと言われます。狭い碁盤に無限の宇宙が広がっていると。私は本のカバーも表紙も、基盤と同じだと考えています。限りある紙面に宇宙が広がっている。その宇宙にどんな意匠がふさわしいか。大切にしているのは、著者に喜んでいただけるデザインです。著者のことを考えることで、宇宙は可能性を秘めてくると私は思っています。
――アルファベットの「A」「Z」。それをつなぐ、ひらがなの「と」。文字のバランスを保つのにどんな工夫を凝らしたのですか。
三浦 アルファベットの「A」「Z」はシャープです。切れ味鋭い感じが漂う文字です。だからこそ、「A」と「Z」の文字をつなぐとき、柔らかい感じを出せないかと考えました。鋭い+柔らかい+鋭い、という組み合わせにすることで、宇宙をさらに豊かにしたいと考えたわけです。鋭い+鋭い+鋭い、も、柔らかい+柔らかい+柔らかい、もどちらも面白くありません。
――アルファベットの「A」「Z」に比べて、ひらがなの「と」がとても小さく表現されています。
三浦 気がつかれましたか。「と」を小さくすることで、「A」「Z」が目立ち浮き上がってきます。その一方で、何事も包み込む柔らかい「ひらがなの力」で、余分なアルファベットの角が取れる。「と」を最大限に生かすことで、鋭い世界と柔らかい世界が共存します。それは著者の森永邦彦さんが求めているものに少しは通じるのではないかと考えています。
――カバーではメインタイトルの「AとZ」、サブタイトルの「アンリアレイジのファッション」、著者名の「森永邦彦」の三つの配置が絶妙です。
三浦 何かと何かをつなげるものは、優しいものがいいです。この三つをつなげるものは何だと思いますか。実は余白です。早稲田新書では「余紅(よこう)」とでも言うのでしょうか。余白、余紅の美しさ、魅力を引き出せるかどうか。それをいつまでも私は大切にしたいと思っています。(文責・俊)

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写真:生きることに疲れたあなたが一番にしなければならないこと

加藤 諦三 著

新書判 180ページ / 本体:900円+税(2020年12月10日発売)

ニッポン放送系人気ラジオ番組「テレフォン人生相談」で、半世紀にわたり人のあらゆる悩みを受け止めてきた著者だからこそ、伝えられる 。「人生を楽しんでいない人に、この醜いアヒルの子がいる。そして自分が醜いアヒルの子であることに最後まで気がつかない」「生きる知恵というのは、視点を増やす能力のことです。視点が少なければ少ないほど人生のトラブルは多い」(本書より)

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生きることに疲れたあなたが一番にしなければならないこと.pdf

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