ホーム > 書評に出た本・受賞した本
早稲田大学学生部学生生活課 協力 石田眞・竹内寿 監修
A5判 48ページ / 本体 500円+税(2016年4月5日発売)
現在、大学生を中心に大きく社会問題化している「ブラックバイト」。いまアルバイトをしている学生、その中で問題を抱えている学生、あるいは、これからアルバイトをはじめようと考えている学生を対象に、トラブルの防止や問題の解決につなげる対処法を、専門知識がなくても理解できるようにやさしく解説。
小松 寛 著
A5判 346ページ / 本体6,900円+税(2015年6月10日発売)
戦後沖縄の帰属論争を「日本復帰」と「反復帰」との対立構造と捉え、それぞれの主張を整理し、分析し、その共通性と相違を明らかにする。とくに両者の主張における沖縄民族意識(ナショナル・アイデンティティ)およびナショナリズムの様相と変化に着目する。これらの作業を通して、沖縄が日本に復帰した真の要因を明らかにしながら、戦後の日本と沖縄の関係を再解釈し、その再構築を試みる。《日本図書館協会選定図書》
「琉球政府の尖閣問題への対応を論じた章もあり興味深い。タイムリーに歴史を描いた良書だ」2015年6月21日 毎日新聞 「今週の本棚」。
「沖縄の「民族意識」には緊張関係に立つ多様な思いが絡み合っていることを強く意識させられる。沖縄出身の著者は、深刻化する基地問題の中、地道に資料に寄り添う。状況と誠実に向き合う本書が広く読まれることを望みたい」2015年8月2日 読売新聞 「本よみうり堂」にて紹介。執筆者:牧原出(政治学者・東京大学教授)
福島民報社編集局 著
四六判 ハードカバー 476ページ+口絵8ページ / 本体 2,800円+税(2015年2月10日発売)
2014年度新聞協会賞受賞報道を再現。地元紙が被災者の声なき声に耳を傾け明らかになる原発事故がもたらした悲劇、そして再生。《全国学校図書館協議会選定図書》《日本図書館協会選定図書》
森 祐司 著
A5判 320ページ / 本体 6,800円+税(2014年12月10日発売)
地域産業構造の変化、少子高齢化、地域経済の空洞化など1990年代から2000年代にかけて日本の地域環境は大きく変化した。それに伴い地域銀行の経営行動はどのように変化したか、豊富なデータとともに分析する。
「近年の環境変化に対する地域銀行の対応を明らかにした本書は、地域銀行や地域金融の研究者にとって必読の書である。また、地域銀行の将来像への有益な示唆も得られるので、地域銀行や行政の関係者にも、一読することを勧めたい。」『季刊 個人金融』2015年夏号(ゆうちょ財団)に書評掲載。評者:永田邦和氏(鹿児島大学法文学部教授)
「著者が資産運用に精通している点で、余人には書けない研究書である。」『生活経済学研究』42号(2015年9月)(生活経済学会)に書評掲載。評者:岩坪加紋氏(摂南大学経営学部教授)
「2000年代に日本の地域金融の分野では、リレーションシップバンキング、あるいは地域密着型金融という政策課題との関連で研究されることが多かったが、本書はそれらとは一線を画し、あくまで実態に即した実証に徹している。」『金融経済研究』第39号(2017年3月)(日本金融学会)に書評掲載。評者:数阪孝志氏(神奈川大学経済学部教授)
そのほか、『証券アナリストジャーナル』2015年7月号(日本証券アナリスト協会)の「証券アナリスト読書室」にも書評掲載。評者:山田能伸氏(ドイツ証券マネージング・ディレクター)
白木 三秀 編著
A5判 350ページ / 本体 3,500円+税(2014年9月10日発売)
多様性と複雑性に満ちた諸外国に派遣され、ビジネスを組織しリードする日本人マネジャーの使命は何か? 現地のスタッフは彼らをどう見ているか? いかなるキャリア設計と訓練が必要なのか? アジアのグローバル・ビジネスの現場に密着し大規模に展開された調査から導かれた知恵を伝えます。
Yoshio Ueno (Foreword by Jerrold M. Sadock)
A5 422ページ / List price:8,400 yen+tax (Available from July, 2014)
An Automodular View of English Grammar is a far-reaching extension of Jerry Sadock’s (2012) Modular Architecture of Grammar, Cambridge University Press, and presents a multi-modular view of English syntax. It covers major syntactic phenomena of English such as passivization, raising, control, and unbounded dependencies. The automodular grammar consists of the lexicon and the five autonomous modules, which are each formalized as phrase structure grammar with their own primitives and are connected by the lexicon and the default correspondences between them.
2015年度日本英語学会賞受賞。
「上野氏の著書は、Automodular Grammar の枠組みで、英語の統語現象を包括的に扱った初めての本格的な研究書です。(中略)多岐にわたる統語現象を扱うスコープの広さとそれぞれの現象についての議論の精緻さから、その完成度が高く評価され、他の理論的枠組みにも大きな影響を与えうる労作として、本学会の学会賞にふさわしいと判断されました。」(「日本英語学会ニューズレター」2016年2月23日)
「シカゴ大学の J. Sadock が主唱する Automodular Grammar (AMG)に基づいて英語の主要現象を包括的に扱った力作である。」中島平三(『英語年鑑 <2015年版>』)
中村良夫・鳥越皓之・早稲田大学公共政策研究所 編/羽貝正美・佐々木葉・西研・山田圭二郎・藤倉英世・縣公一郎・塚本壽雄 著
四六判 334ページ / 本体 2,500円+税(2014年7月1日発売)
2004年6月に景観法が公布されて以来、すでに10年が経過している。しかしながら、わが国では風景の「劣化」と呼ばれる、風景の雑然化、画一化、無個性化が依然として進行しており、昨今、その対象は国土の基調となる、ごく日常的な社会活動が行われている地域全域に及んでいる。
こうした社会的背景をふまえ、風景学、環境社会学、都市行政学、景観工学、社会哲学、公共経営学の各分野の第一線の研究者が、風景の「劣化」をくいとめ、風景をつくり、守り、向上させていくための理論と実践を徹底研究する。これまでにない風景研究の一冊。
《日本図書館協会選定図書》
※電子版のご購入にあたっては,各電子書店サイトで詳細をご確認ください:
iBook Store*/アマゾンKindleストア/ebookjapan/GALAPAGOS STORE/紀伊國屋書店/コープデリeフレンズ電子書店/セブンネット/東芝ブックプレイス/VarsityWave eBooks/ひかりTVブック/BooksV/Booklive/honto/本よみうり堂デジタル/楽天Kobo/Reader Store/YONDEMILL
*iPhone/iPadなどのiBooksアプリ、またはiTunes Storeで「早稲田大学出版部」を検索してください。
森 佳子 著
A5判 418ページ / 本体 8,200円+税(2014年6月10日発売)
オペレッタの創始者としても知られるオッフェンバックの音楽は,時代やジャンルの境界を越え,あらゆる国の大衆に求められ,ミュージック・ホールやバレエ,映画などで形を変えて使われ続けた。変幻自在なオッフェンバック芸術の魅力とは何なのだろうか。モダニズム以後ミドルカルチャーの時代に至るまで,常に大衆を魅了し続けた彼の作品を再評価する。
石井 裕晶 著
A5判 504ページ / 本体 8,500円+税(2014年4月25日発売)
明治・大正期、営業税廃税運動の要求が実現するまでの政治過程および、その背景にある政治経済構造を、多数の史資料を渉猟して得た事実をもとに緻密に考証する。とりわけ、本研究で筆者によって発見された「減税のパラドックス」は、戦前期における日本政党政治の研究に大きな一石を投じるものである。