政治経済・法律・ビジネス

現代の代表的思想家のなかからアーレント、オークショット、ハーバーマス、フーコー等を取り上げて、現代政治思想の課題を考察する。

丸山真男、シュトラウス、ポーコック、スキナー、ガダマーをはじめとするアナール派歴史学の理論を検討し、思想史の再構成を試みる。

明治を代表する思想家の一人である中村敬宇（正直）の思想、道徳観が時代に与えた影響を分析し再評価をうながす。

異邦人としての道を歩んだルソーは、安易な読み方・解釈を許さない思想家である。気鋭の研究者がその思想と文学を大胆に読みなおす。

政治哲学は何をなしうるのか。実践という「呪い」からの救済を求めて魂の彷徨を試みた、巨人オークショットの全容をダイナミックに論じる。

専制政治を憎悪し、健全かつ自由な政治の実現を追究したモンテスキュー。歴史・風土・法等の構造連関を中心に、その現代的意義を検証する。

実存主義者としてサルトルとともに活躍したメルロ＝ポンティ。その政治哲学をウェーバー等の思想と交わした「哲学的対話」を中心に読み解く。

自由で民主的な政治体制を擁護し、人間の身体と心のありように深い理解を示したスピノザ。その思索の源泉を求めて、主著『エティカ』を読む。

今日の政治的言説に影響を与えたイギリス政治思想の生成と変容をあとづけ、政治思想史の新たな可能性を追究する。

□早稲田大学図書館所蔵（鶴田晧旧蔵）の写本全27冊（目録・26巻・6253丁）を4分冊（合計3174ページ）とし影印で示した。
□日本ではじめてヨーロッパ法を継受して制定された＜旧刑法＞（明治13年公布）の草案編纂会議（明治9年から同10年11月まで）の議事録。
□原写本に従い、ボアソナードの発言は墨、鶴田晧の発言は朱、の2色に色別して示した。