文学・芸術

「オールメヤーの阿房宮」「ロード・ジム」「闇の奥」を初め計7篇の長編小説をとおして、難解で知られる日常性の思想を読み解く。再評価の機運めざましい作家をめぐる評論。

役者・演出家でもある著者が、舞台での経験をもとに登場人物の性格や心理を分析して、「ハムレット」に潜む多くの謎について解明する。世界の演劇界に画期的な影響を与えた書。

「1984年」を中心にした作品論と、未亡人・養子・学友等にインタビューして得た第一次資料によってオーウェルの全体像を浮彫りにする。未発表の伝記的資料、詳細な年表、口絵を付す。

ゲーテ、シラー、ビューヒナー、ヴェデキント、ブレヒトなどの作品を＜閉じた戯曲＞と＜開いた戯曲＞に分類して、二つの表現様式の構造と特質を明らかにする。

1968年以後の演劇を新たに書き下ろし、フランス演劇の歴史と現状を分りやすく解説する。「現代フランス演劇年表（1965～1994）」も新収録。人名･劇作品･事項索引を完備。

魔女や妖精たちが活躍する世界の魅力を四季折々の自然をまじえて紹介。あわせてトルストイ、プーシキンなどの文学に与えた影響をさぐり、アイルランド・ドイツ民話との比較を試みる。

≫島村抱月時代の 「早稲田文学 ＜第二次＞」 全157冊（明治39年～大正7年）を収録した復刻版≫付録として後藤宙外所蔵 「金蘭簿」 （抱月他友人の墨書）、「早稲田文学＜第二次＞」総目次・解説等を進呈

森鴎外、芥川龍之介、中里介山をはじめ日本の知識人たちに与えたトルストイの影響を、厳密な考証にもとづいて読み解く。比較文学の視点に立ったトルストイ論。

何世紀にもわたって歌い継がれ、語り継がれてきたフォークロア（口承文芸）。民話・謎々・諺・抒情歌など、ジャンル別に代表作を収録し、庶民の夢と知恵を贈る。

没後50年を経たいまも読者を魅了してやまないジョージ･オーウェル。その代表作を読み、警告を発しつづけた先見的作家の目にみえていたものにせまる。