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新刊案内

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写真:日中民法論壇

早稲田大学孔子学院編

A5判 267ページ / 定価:3,780円(税込)

2009年に開催された第2回国際学術フォーラム。民法の中でも現代では最重要領域の「不法行為法」「契約法」「物権法」の3テーマを日中の第一線研究者が徹底的に議論する。昨年好評を博した『日中刑法論壇』に続く早稲田大学孔子学院叢書の第2弾。

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写真:感染症ワールド[第三版]

町田和彦

A5判 188ページ / 定価:2,100円(税込)

今問題になっている麻疹(はしか)をはじめ、各種予防接種や院内感染の問題、鳥インフルエンザ、エイズ、各種肝炎、BSE、O157、生物テロなど、感染症法に記載されているすべての感染症について解説し、対処方法を紹介。海外生活に役立つ情報も掲載している。併せて生活習慣病と免疫など予防医学の視点からも書かれているのは、従来の感染症の本には見られない特色である。好評を博した第二版を見直し、表や数値を新しくするとともに、新型インフルエンザ(H1N1)の項を加えた改訂新版。

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写真:数学基礎プラスα(最適化編)

瀧澤武信監修/高木悟著

A4判 254ページ / 定価:1,050円(税込)

早稲田大学の全学生を対象として実施されている数学の基礎科目シリーズの教科書。特に文科系の学生をターゲットに、具体的なテーマに即して数学の基礎知識を段階的に身につけていく。最適化編では、販売店が利益を最大にする仕組みを考えながら、行列や線形計画法について知ることができる。

早稲田大学の全学生を対象として実施されている数学の基礎科目シリーズの教科書。
最適化という言葉は耳慣れないだろうが、何か仕事をするとき誰でも同じ手間ならば、最大の成果が得られるように努力するだろう。これは「成果の最大化」の一例である。本書では、利益の最大化を目指す販売店を題材にして、行列や線形計画法などの数学的知識を習得していく。
高校数学の知識を前提とせず、最終的には大学で学ぶ数学の知識を身につけることができるので、大学の数学を初めて学ぶ者には最適の書である。

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写真:数学基礎プラスα(金利編)

瀧澤武信監修/高木悟著

A4判 194ページ / 定価:1,050円(税込)

早稲田大学の全学生を対象として実施されている数学の基礎科目シリーズの教科書。特に文科系の学生をターゲットに、具体的なテーマに即して数学の基礎知識を段階的に身につけていく。金利編では、金利計算の仕組みを紐解きながら、数列や極限などの概念を知ることができる。

早稲田大学の全学生を対象として実施されている数学の基礎科目シリーズの教科書。
「自分は文系だから数学は関係ない」「難しそうだから自分には無理だ」と考えて数学を敬遠している人は多いかもしれない。しかし、数学で身に付く論理的な思考能力はあらゆる学問の基礎となるものであり、また、情報化社会と呼ばれる今日、様々な情報を収集し分析する上で、なくてはならない重要なスキルの一つだ。抽象的で、イメージがつかみにくい数学を、具体的で身近なテーマを題材に学んでいくことができるのが本書の特徴の一つである。金利というと、誰もがニュースで一度は耳にするが、その計算の仕組みには深い数学的原理が応用されている。本書では、金利計算の仕組みの理解を目標に、数列や極限といった数学的な概念を習得していく。高校数学の知識を前提とせず、最終的には大学で学ぶ数学の知識を身につけることができるので、大学の数学をはじめて学ぶ者には最適の書である。

【『早稲田ウィークリー』第1230号(2010年11月4日)(早稲田大学学生部)の「こんな授業! どんなゼミ?」で授業紹介記事掲載。記事執筆者:外園茜氏(早稲田大学文化構想学部3年)】

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写真:小説から演劇へ

間瀬 幸江

A5判 304ページ / 定価:3,150円(税込)

両大戦間期のフランス演劇の顔、ジャン・ジロドゥ(1882―1944)。1928年にデビュー、「文学的」で「気取った(プレッシュー)」文体と、メロドラマ的な作風とで一斉を風靡した劇作家である。しかし、彼が劇作家として活躍したのは、たった16年間にすぎない。1909年、アンドレ・ジッドをうならせたユニークな文体で文壇に登場し独自の地位で作家活動をおこなっていた彼は、なぜ劇界へと転進したのか。ドイツロマン主義文学に傾倒する一方、そのドイツを敵にまわした第一次世界大戦で肉弾戦の地獄を見た小説家は、16年の間、演劇になにを求め、なにを賭けたのか。そしてなにを失い、なにをわたしたちに残したのか。
――――演劇はわたしにとっては、自分の考えを表明する手段です。しかし小説は、自分を知る手段なのです。(ジャン・ジロドゥ)

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写真:源氏物語の言葉と異国

金 孝淑

A5判 302ページ / 定価:5,145円(税込)

『源氏物語』には「から」「もろこし」「こま」「くだら」「しらぎ」「ひとのくに」などといったような異国を表わす言葉が多く存在する。またその主人公の名前が異国の相人から名付けられたことからもうかがわれるように、その物語の世界には、異国との交流環境や文化が深く関わっているといえよう。
物語には多様な異国の名があり、そしてその多様な異国は、ときには作中人物を照射し、ときには作中人物と作中人物を関連づけ、またときには作中人物の栄達を裏打ちする権威として存在し働きかける。本書は、『源氏物語』において言葉としてあらわれる異国を中心に、その異国の描かれ方を検討し、その異国の描かれ方が物語においてどのような機能を果たしているのかを分析するものである。

【『早稲田学報』1187(2011年6月号)(早稲田大学校友会)の「本と本棚」に書評掲載。評者:栗山元子氏(千葉経済大学短期大学部非常勤講師)】

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写真:朝河貫一論

山内晴子

A5判 660ページ / 定価:9,345円(税込)

朝河貫一(1873-1948)は、日欧の封建制の比較研究で国際的に知られたイェール大学歴史学教授である。彼はどのような歴史学方法論で日本の歴史を欧米知識人に提示し、世界史の中に位置づけたのか。その生涯は日清戦争から冷戦までの激動の時代と重なるが、なぜ日本の危機を予見し、外交のあるべき姿を提示し続けることが出来たのか。朝河が入学後半年で受洗した東京専門学校は、現在想像する以上にキリスト教と関係が深かったのではないか。彼は理想とする「民主主義」を外交理念としたが、どのように体得し、いかなるものであったか。ウォーナーが日米開戦阻止の為に天皇への大統領親書を他の人ではなく、朝河に提案したのはなぜか。朝河が亡くなった時占領軍の横須賀基地では半旗を掲げたというが、彼の戦後構想がこれまで知られている以上に占領軍に影響があったのではないか。本書は、これらの謎を解くために朝河貫一の学者としての生涯を描いた一大叙事詩である。


【『福島民報』第41698号(2010年7月10日・土曜日)の第15面(読書面)「ふくしまの本」に紹介記事掲載】
【『河北新報』(2010年8月23日・月曜日)の第18面(読書・文化面)「東北の本棚」に書評掲載】
【『早稲田学報』1184(2010年12月号)(早稲田大学校友会)の「本と本棚」に書評掲載。評者:山岡道男氏(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)】
【『歴史評論』№728(2010年12月号)(歴史科学協議会)に書評掲載。評者:佐藤雄基氏】
【『渋沢研究』第23号(2011年1月)(渋沢研究会編集/渋沢史料館発行)に書評掲載。評者:三牧聖子氏(早稲田大学アジア太平洋研究センター助手)】
【『日本史研究』第584号(2011年4月)(日本史研究会発行)に書評掲載。評者:竹内光浩氏】
【NHK ラジオ第1「ラジオ深夜便」の〔明日へのことば〕 のコーナーに 「歴史学者・朝河貫一に教えられた事」と題して 著者・山内晴子氏が出演(2011年8月16日午前4時台放送)。『ラジオ深夜便』№137(2011年12月号)(NHKサービスセンター)に同内容を再録】

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写真:霞ヶ浦の環境と水辺の暮らし

鳥越皓之 (編著)

A5判 264ページ / 定価:6,825円(税込)

水に関わる環境問題は世界的規模で関心を集めている。淡水不足という「水の量」の問題、水の汚染という「水の質」の問題、さらに「水と人間との関係」の急激な変化の問題、という3つにそれは要約できる。
本書は霞ヶ浦を対象にした社会科学分野でのはじめての本格的な研究書である。琵琶湖の研究はかなりの研究蓄積があるが、日本での2番目の大きさであるこの霞ヶ浦については、どういうわけか本格的な研究が今までなかったのである。したがって本書のもつ意味は大きい。日本の湖を社会・人文科学的に研究する場合の不可欠な書になるだろう。
霞ヶ浦の個別課題を分析するだけではなくて、副題にあるように、本書は開発論の一種である「パートナーシップ的発展論」を提案している。地域コミュニティを基盤とした新しい発展論である。それは内発的発展論の系譜に入るだろうと想定される発展論となっている。
本書は霞ヶ浦についての環境社会学者による実証的な研究であるが、「水と人間との関係」の変化が「水の質」を悪化させ、また淡水の無駄遣いによる「水の量」の問題を引き起こしているという立場にたっている。そのため水と人間との関係というところに分析の焦点を定めている。
その分析にあたっては、開発の型の分析からはじまって、コミュニティのローカル・ルール、住民の環境意識、ボランティアとNPO、漁業技術史、遊びと労働の環境史、コミュニティにおける水の利用の歴史など多様な分野を手がけている。

【『週刊読書人』第2870号(2010年12月24日)の第3面「2010年回顧/動向収獲」の「社会学」の項で紹介。筆者:好井裕明氏(筑波大学大学院教授)】

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写真:ジョン・デューイの経験主義哲学における思考論

藤井千春

A5判 412ページ / 定価:6,090円(税込)

ジョン・デューイの哲学の主題は、世界の究極的な真相の究明ではなく、現実世界における社会的な問題を高い確実性において解決するための行動の方法の考案にあった。しかし、不安定で流動的な現実の世界において、人間は自らの行動に普遍的・絶対的な確実性を保証することはできない。また、行動の方法を考案する思考は、本質的に奔放な機能であり、合理的な基準を先験的に設定して統制することはできない。人間にできることは、示唆された観念について反省すること、すなわち、過去の様々な事例と比較し、また、考案されている行動の帰結を十分に予想して行動に移ることである。いわば、自由に広く発想して、慎重に先々を見通した上で行動することである。このようにして、行動の方法について確実性を高める思考に知性が示される。本著では、デューイの経験主義哲学における、西欧近代哲学とは根本的に異なった知性観とそれに基づく思考論を描き出した。

【『教育学研究』第78巻 第1号(2011年3月)(日本教育学会発行)に書評掲載。評者:松下良平氏(金沢大学教授)】

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写真:一亡命者の記録

堀 真清

A5判 242ページ / 定価:4,830円(税込)

現代韓国の生んだ最大の知識人、池明観の知的評伝。『韓国からの通信』の著者として知られる池は、亡命者の立場で、金大中らを支援、韓国社会を軍政から解放したばかりか、日韓の和解にむけ努力し、同時に、東アジアに平和と協調をもたらすための具体的な提言を続けてきた。池を駆り立ててきた思想とその足跡は、韓国併合から百年、あらためて日本が隣国といかにかかわってきたかの記録でもある。現代史に占める池の重要性ゆえに韓国でも翻訳、近日中に刊行される。

【『早稲田学報』1184(2010年12月号)(早稲田大学校友会)の「本と本棚」に書評掲載。評者:馬場公彦氏(岩波書店編集局副部長)】

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