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新刊案内

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写真:李贄

阿部 亘 著

A5判 320ページ / 本体:4,000円+税(2022年3月15日発売)

儒仏道三教を融合し、小説や戯曲を愛好し、暗雲たちこめる明代末期の朝野を駆け抜けた異端思想家、李贄(1527-1602)。その思索は伝統に根ざしながら、中国思想の新たな地平を切り拓くものであった。言葉への盲目的服従は、人を束縛し、本来の「心」を失わせる――彼は言葉の機能を問い続けた。歴史、政治、学びの場、文学の世界、死生観をめぐって、李贄の言葉の旅を辿る。

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写真:ニーチェの文化的戦略

前川 一貴 著

A5判 266ページ / 本体:4,000円+税(2022年3月15日発売)

なぜニーチェは専門家でないにもかかわらず、数多くの生物学書を読んでいたのか。著者はその問題に思想史的なアプローチで挑み、19世紀の生物学に関連する文献を渉猟しつつ、彼の刊行著作だけでなく遺稿まで分析する。とりわけ本書で注目されるのは、1880年代に頻繁に使われる「生理学」という用語である。それはニーチェ独自の比喩表現にほかならず、文化創造の快楽を具体的に構造化するための戦略であった――。当時の歴史的文脈のなかで彼の思想の核心に迫っていく意欲的な研究。

『図書新聞』2022年9月3日号にて紹介。評者:齋藤直樹氏(盛岡大学文学部教授)

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写真:「平和宣言」全文を読む

早稲田大学出版部 編

新書判 248ページ / 本体:900円+税(2022年2月25日発売)

平和ボケしているのか。それとも戦争ボケしているのか―。広島市長が毎年8月6日に読み上げる「平和宣言」は、戦争被爆国になった日本の「戦争の世紀」を思い起こさせる特別な機会。その基調は原爆死没者慰霊碑に刻まれた「過ちは繰返しませぬから」である。 「核の時代」に生きる私たちは、「戦争の世紀」に犯した過ちを繰返さないと言い切れるか。1947年の第1回平和宣言は「原子力をもって争う世界戦争は人類の破滅と文明の終末を意味する」「永遠に戦争を放棄して世界平和の理想を地上に建設しよう」と呼び掛けた。 それから75年。核兵器の削減は進まない。平和宣言全文に加え、歴代3市長のロングインタビューを収めた本書。核兵器禁止条約が2021年1月に発効したのを機に、核廃絶と世界平和実現の道筋を示す。待望の「平和研究・学習のためのテキスト」が誕生しました!!『「平和宣言」全文を読む―ナガサキの願い』の姉妹編。

 (制作協力:広島市、広島大学平和センター、中国新聞社)

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写真:Towards a Normal Constitutional State

Yasuo Hasebe 著

A5判 358ページ / 本体:5,000円+税(2022年1月20日発売)

 日本において立憲主義が成立した由来およびその後の発展の経緯について、憲法典の内容、判例・実務を含む法制度及び学説の変遷をたどりながら明らかにする。
 著者が、海外の学術書、学術雑誌に発表してきた論文をもとに、全編英語でまとめる。長谷部憲法学の集大成がここにある。

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写真:評伝 中野正剛

室 潔 著

四六判 227ページ / 本体:2,200円+税(2022年1月15日発売)

 早稲田大学出身のジャーナリスト・政治家、中野正剛(1886-1943)。筋金入りのリベラリストとして知られながら、ヒトラーやナチスに傾倒。その一方で、日本の軍部独裁を厳しく批判し、東条英機内閣の転覆容疑で逮捕された後、割腹自殺を遂げた。
 大衆とともにあろうとし続けた稀代の政治家の足跡と、一見矛盾とも見える数々の行動の背景にあった政治理念を、中野自身の著作や緒方竹虎など知人の証言から読み解く。戦前の日本政治史研究に一石を投じる書。
 
 

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写真:村上春樹と魯迅そして中国

藤井 省三 著

新書判 260ページ / 本体:900円+税(2021年12月21日発売)

村上春樹の文学世界を読み解く「記号」は中国であると考える著者が、「猫好きの村上春樹」と「猫嫌いで小鼠好きの魯迅」を照らし合わせることで、二人の文学世界を掘り下げる本書。 手掛かりは「魯迅」と「父親の中国戦線従軍体験」。そして「中国文化の村上受容」と「高橋和巳」。 比較文学的手法を駆使する著者にいざなわれ、村上文学の深淵をのぞくとき、その先には別の深甚なる世界が待ち受けていた―。村上が中国をどう見て、中国が村上をどう見ているのか。そして中国人は村上文学をどのように読んでいるのか。それらの考察を本書でくまなく展開する。「早稲田大学創立者・大隈重信没後 100 周年」( 2021年 1 月 10 日)の特別企画第2弾。

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写真:中国における正史の形成と儒教

渡邉 義浩 著

四六判 280ページ / 本体:1,800円+税(2021年12月20日発売)

中国の正統な歴史書である「正史」は、いつ、どのようにして、「儒教」のくびきを脱したのか。司馬遷の『史記』はそもそも思想を語る書だった。しかし、やがて、史書として認識される。「三国志」研究の第一人者である著者は、「正史」と「儒教」の抜き差しならない関係を、時には推理小説のようにひもとき、またある時は大河小説のように活写していく。事実を記すだけでは収まらない中国史学が、国家の正統性や勧善懲悪の考えを取り込みながら、独自性と独創性を秘めることを大胆に考察する本書。西欧の近代歴史学とは異なる歴史学の位相、「ワタナベ 史学」の到達点がここにある!!

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写真:論語集解(下)

渡邉 義浩 訳

A6判 372ページ / 本体:1,000円+税(2021年12月20日発売)

孔子とその弟子の言行録である『論語』は、これまであまたの解釈本が読み継がれてきた。そのうち完全に残る最古の解釈本が、何晏の『論語集解』である。三国時代に著され、本来の孔子や初期儒家の考え方に近いといわれる。魏の曹爽のもと皇帝権力の再強化を目指した政治家の何晏が、それまでの『論語』 解釈本をもとに編纂。特に何晏は、「真理の探究には『一』を知ること」 と、 「一」に核心を置く。『論語集解』を読み解くことで、三国時代の思想と『論語』の 初期の形成過程にふれることができる。「三国志」研究の第一人者による『論語集解』現代語訳に、訳注と他の『論語』解釈本等との参校を記した、『論語』の原点が文庫版の上下巻で誕生。下巻に「解題 何晏と『論語集解』」 所収。


「解題」より
何晏は、「三国志」で有名な曹操の寵愛を受け、宮中で育った貴公子である。すなわち、何晏の『論語集解』は、三国時代の『論語』の解釈、読み方なのである。すでに孔子が生まれてから八百年が経ち、さまざまな読み方が存在した。「集解」という書名に表れるように、多くの人々の解釈を集めてはいるが、あくまでも『論語集解』は、「論語序」の最後に名を記す、何晏が正しいと考える『論語』の解釈なのである。

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写真:論語集解(上)

渡邉 義浩 訳

A6判 370ページ / 本体:1,000円+税(2021年12月20日発売)

孔子とその弟子の言行録である『論語』は、これまであまたの解釈本が読み継がれてきた。そのうち完全に残る最古の解釈本が、何晏の『論語集解』である。三国時代に著され、本来の孔子や初期儒家の考え方に近いといわれる。魏の曹爽のもと皇帝権力の再強化を目指した政治家の何晏が、それまでの『論語』 解釈本をもとに編纂。特に何晏は、「真理の探究には『一』を知ること」 と、 「一」に核心を置く。『論語集解』を読み解くことで、三国時代の思想と『論語』の 初期の形成過程にふれることができる。「三国志」研究の第一人者による『論語集解』現代語訳に、訳注と他の『論語』解釈本等との参校を記した、『論語』の原点が文庫版の上下巻で誕生。下巻に「解題 何晏と『論語集解』」 所収。

「まえがき」より

それでも「古注」は、多くの人々により、長い期間をかけて、異なる思想的状況の中で著されてきた『論語』が抱える矛盾をそのまま、われわれに伝える。津田左右吉によれば、『論語』の章の中で、孔子その人の言葉や行動を伝えるものは、半分にも満たないという。われわれは、「古注」から、それを考えていくことで、『論語』の形成過程に思いを致し、孔子の本来の教えを探ることができる。

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写真:民主主義は支えられることを求めている!

瀬川 至朗 編著

四六判 332ページ / 本体:1,800円+税(2021年12月17日発売)

社会における分断と格差が進むいまこそ、市民の知る権利に応えるというジャーナリズムの機能が問われている。早稲田の人気講座「ジャーナリズムの現在」15回の講義でのジャーナリストたちの言葉には、市民が自由で自律的な社会を築いていくために必要な情報を市民に伝えようとする思いが込められている。隠された公文書、かんぽ生命不正販売、原発事故現場の真実、冤罪がうまれた背景、静かに広がる環境破壊、武漢封鎖における市民の声、沖縄問題のゆくえ――ジャーナリストたちがどのような視点を持ち、プロセスを経て、報道に至ったのか、作品をつくったのかが綴られた一冊。

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