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新刊案内

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写真:ポリティカル・ラップ・イン・ジャパン

陣野 俊史 著

新書判 240ページ / 本体:1200円+税(2026年11月13日発売)

「考えが韻を選び、韻がコトバに社会性を導き入れる。そして批評が歴史を記す。」
――いとうせいこう(作家・クリエーター)

アメリカによるイラク空爆、東日本大震災、安全保障関連法の成立――2000年代になり、日に日に濃くなる抑圧の影。そうした時代の空気に対して日本語ラップは鋭く反応してきた。米軍基地の町に暮らす人々や移民たちの声ものせ、歌われた抵抗の言葉の数々。ECD、Awich、NORIKIYO、DARTHREIDERらのリリックを辿るとともに、元SEALDsの「コーラー」牛田悦正のインタビューも収録し、運動の現場の声も伝える。ここに照らし出されるポリティカル・ラップの系譜!

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写真:法学部で何を学ぶか

中村 民雄 編

新書判 258ページ / 本体:1,200円+税(2026年10月19日発売)

 法学部では何を学ぶのか。法律の知識を身につけるだけではない。人とは何か、社会とは何か、そして世界とは何か――。
 「人」「社会」「世界」の3部構成で、法学を学ぶことの意味と、その背景となる幅広い教養の重要性を考える。早稲田大学法学部の多彩な教員が、それぞれの専門分野を通して、法学部で学ぶことの意味と魅力を語る。

 多様な視点から物事を捉え、常識を問い直し、自分自身の言葉で考える力を育てるにはどうすればよいか。法学部への進学を考える高校生、大学での学びを考えている新入生はもちろん、大学で学ぶことの意味を改めて考えたいすべての読者にすすめる一冊。

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写真:後漢書 列伝[八]

劉宋・范曄 著 / 唐・李賢 注 / 渡邉 義浩 訳

文庫判 658ページ / 本体:1,450円+税(2026年10月19日発売)

大好評「後漢書」シリーズ最終巻では人びとの特徴でわけた列伝が記される。独行・方術・逸民・列女の類伝に、漢帝国が映し出される。動乱の中、潮流に乗った者もいれば、抗った者もいる。どのようにそれぞれの信念を貫いたのか。
さらに異民族を描いた各伝を収録。倭国を含む東夷伝、南蛮西南夷伝、西羌伝、西域伝、南匈奴列伝、烏桓鮮卑列伝では、それぞれの様相がみえる。東夷伝は、魏志倭人伝をもとにしながらも、それとは異なる記述を含む倭国の伝があり、三世紀以前の倭国の状況を知る無二の史料となっている。

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写真:M&Aにおけるアーンアウトの法理

川嶋 一真 著

A5判 312ページ / 定価:5,000円+税(2026年9月25日発売)

アメリカやイギリスの企業経営者に注目されている「アーンアウト」。M&A(企業の合併・買収)時点では見定め難い企業価値を実態に即して判断するために期待される仕組みであるが、「一定期間後の業績を参照して追加の対価を支払う」という方法には、問題が先送りにされてしまう性質があり、訴訟の原因になる場合もある。
本書は、アーンアウトが抱える問題を解決し、日本においても実務に耐え得る制度として提案するものである。そのために、理論と実例の双方からアプローチを行う。まず、代表的な先行研究をもとに想定される理論的な問題点を明らかにし、さらに、アメリカでのアーンアウトに関する判例から、係争の実態を把握する。その考察の上で、「不完備契約理論」にもとづいて問題点を解消するための制度設計案を提示する。

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写真:[新版]古代憧憬と機械信仰

ホルスト・ブレーデカンプ 著 / 藤代 幸一・津山 拓也 訳

四六判 274ページ / 定価:3,200円+税(2026年9月7日発売)

名著復活!!
16世紀から18世紀のヨーロッパで、貴族や学者が自らのコレクションを陳列するために作り出したクンストカマー。ヴンダーカマー=驚異博物館とも呼ばれるその収集室は、豪華絢爛な美術品のコレクションを展示するのみではなく、ときに奇妙な機械、剥製、玩具、異国物、武具といったものからなる混沌世界を覗かせた。
その驚異の世界を探究した古典的名著が本書である。著者ブレーデカンプは、陳列室の空間に人間と自然の関係のありようを見た。「自然物―古代の彫像―人工物―機械」というクンストカマーの原理から、自然と人工とは、そして芸術とは、と問いかける。その考察の範囲は、チェリーニの逸話にはじまり、フランシス・ベーコン、デカルト、キルヒャー、ライプニッツ、リンネ、ゲーテからパウル・クレーまでにわたる。1996年刊行の法政大学出版局(叢書・ウニベルシタス)版に加筆修正を施し、原著2000年版で追加された「新版へのあとがき」を新たに訳出した。「凋落一途の人文系が立ち直れる稀有のチャンスが来た。」(高山宏氏・帯文より)解説=田中純「ブレーデカンプのプログラムークンストカマーからイメージ学へ」。帯=高山宏。エディトリアル・デザイン=佐藤ちひろ(工作舎)。

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写真:後漢書 列伝[七]

劉宋・范曄 著 / 唐・李賢 注 / 渡邉 義浩 訳

文庫判 740ページ / 本体:1,650円+税(2026年8月28日発売)

大好評「後漢書」シリーズ第11巻は「列伝」の7巻目。皇甫嵩が黄巾の戦いを平定したのち、群雄割拠の後漢は、袁紹が官渡の戦いで曹操に敗北し終焉へと突き進む。後漢を事実上滅ぼした董卓は、『三国志』よりも、さらに悪が強調される。ほかに朱儁・劉虞・公孫瓚・陶謙・劉表・劉焉・袁術・呂布といった群雄の伝記を収録する列伝七は、『三国志』との読み比べを堪能できる。おおむね、『三国志』と裴松之注から史料をとる『後漢書』であるが、『東観漢記』や「七家後漢書」など独自の史料を起源とする記述もあり、范曄の評と共に、『三国志』とは異なる後漢末・三国への歴史観が浮かび上がる。さらに循吏、酷吏、宦者、儒林、文苑の各伝を収録。

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写真:秀吉の城

小和田 哲男 著

新書判 274ページ / 本体:1300円+税(2026年8月25日発売)

よく知られる墨俣一夜城をはじめ、備中高松城の水攻めや、小田原攻めにおける石垣山築城等々、秀吉による天下統一への道のりは、自らの土木の才能をいかんなく発揮した城郭活用術の進化プロセスでもあった。秀吉が手掛けた数かずの城郭を時系列で追いながら、それぞれの立地や築城経緯、縄張りに天守、石垣などの構造を分析。さらには合戦や政略への具体的な効果までひもときながら、その天下統一の偉業を総覧しつつ、「戦う城」から「見せる城」へと移行する、城郭史上の一大画期をも俯瞰する。また2020年、京都仙洞御所内での発掘調査によってその遺構の一部が発見された「京都新城」は、文献上ではその存在が認められながら、考古学上は長らく未発見に留まっていた“幻の城”だったが、本書はその発掘調査の最新成果にまで言及。豊臣政権永続の布石として築かれた京都新城の威容を描き出さんとする。

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写真:ワセダアジアレビュー No.28

早稲田大学台湾研究所 編

B5判 112ページ / 本体:1,900円+税(2026年8月24日発売)

アジアについての研究成果を広く一般の読者に発信するジャーナル、リニューアル第3弾!

 特集①は「アジアの鉄道ヒストリー」。満洲鉄道時代の鉄道旅行、ルートの変更を重ねたシベリア横断鉄道、日本との長い縁が続く台湾の鉄道、3つの転換点を経たタイ・ベトナムの鉄道の現在……はりめぐらされた鉄道網からアジアの経験を照らし出します。
 特集②は「汚職の研究」。アジア各地で発生している汚職について、多くの事例とともに考えます。民主主義の成立とともに登場した「票」は新たな「資源」なのか? シンガポール、ミャンマー、ベトナム、フィリピン、台湾といった土地土地の民族・文化と汚職が結ぶ関係を解き明かします。

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写真:窃盗症(クレプトマニア)に対する認知行動療法

浅見 祐香 著

A5判 244ページ / 本体:5,000円+税(2026年8月24日発売)

アディクションの一つという理解が優勢である窃盗症(クレプトマニア)は、窃盗の衝動に抵抗できずに盗む行為をくりかえす精神疾患であり、本人の自覚を伴わないことが少なくない。本書では、窃盗症における窃盗にいたる自動的な反応連鎖を維持する要因を明らかにするとともに、効果的な支援に関する検討を行った。それらをもとに、窃盗の再犯を予測するアウトカム指標として、窃盗症の重症度のアセスメントツールおよび窃盗を含む一般犯罪の再犯リスクアセスメントツール(日本語版)の整備、渇望や結果期待を測定する認知課題の開発、窃盗症に対する有効な認知行動療法プログラムの開発にいたった。窃盗は、刑法犯の約半数を占めており、再犯防止対策がいそがれる。本研究で開発された認知行動療法プログラムは、窃盗の再犯を抑止しうることが明らかになっており、窃盗症の治療的支援に寄与する論考。

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写真:早稲田大学と社会教育

矢口 徹也 編著

A5判 264ページ / 定価:3,200円+税(2026年7月8日発売)

 1952年、早稲田大学教育学部に社会教育を冠する課程が置かれることになった。早稲田大学では帝国大学とは異なる立場を示すために大学開放事業が重視されてきたが、第二次世界大戦後の占領期に、なぜ課程の設置が実現されたのか。
 第Ⅰ部では早稲田大学が戦後の社会教育振興のなかで受け持った役割について資料に基づいて精査し、その実態を明らかにする。第Ⅱ部では戦後の社会教育に関わる取り組みについて、ひろく各大学の姿勢を取り上げる。現在の生涯学習にも流れる「開かれた大学」の理念とは。

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