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新刊案内

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写真:教育政策決定における地方議会の役割

阿内 春生 著

A5判 314ページ / 本体:4,000円+税(2021年11月2日発売)

教育行政研究において、義務教育諸学校に関する行政は重要な研究対象である。市町村が管轄する公立小中学校は、教育を受ける権利、教育の機会均等を実現するために法令、国庫補助など精密な制度設計がなされている。本書では、公立小中学校における学級編成や教員人事について、市町村独自の教育政策導入に関連する市町村内のミクロな政治状況を分析する。
市町村の教育ガバナンスの中心は教育委員会や事務局という前提があり、教育政策決定の重要な機関でありがなら、研究上において重要視されてこなかったのが市町村議会である。2014年の地方教育行政法改正により教育委員会制度と首長の権限が見直され、市町村議会の関与は今のままでよいのだろうか。市町村議会における教育政策の審議について考察し、教育の政治的中立性は確保できているのか、議会の関与の方法を検討し、関与の限界を明らかにする。

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写真:サルジニア語

菅田 茂昭 著

A5判 151ページ / 本体:2,800円+税(2021年10月25日発売)

 イタリア・サルジニア島の方言サルジニア語は、ロマンス語の一つである。他のロマンス語ではラテン語からロマンス語への変化の過程で消滅したものが、サルジニア語には残っていることが多く、サルジニア語はラテン語の原型をよくとどめているという特徴を持つ。
 サルジニア島での現地調査の結果をもとに、サルジニア語の音声・文法・語彙・語形成を解説するほか、このことばがロマンス語圏にどう位置付けられるかを明らかにする。

【訂正情報】本書につきましては誤記がございました。お詫びのうえ、下記の通り訂正させていただきます。
 『サルジニア語』正誤表.pdf

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写真:絶対美感

假屋崎 省吾 著

新書判 181ページ / 本体:900円+税(2021年10月27日発売)

世界に知られる華道家・假屋崎省吾氏が書き下ろす初の新書は「心に花をいけませんか」と語りかけます。コロナ禍で灰色に変わってしまったわたしたちの心に彩りを取り戻してくれる存在としての花。その手立てとしてのいけばな。やがて枯れるからこそ美しい花のありようについて「絶対美感」をキーワードに表現していきます。人類誕生のはるか以前から地球上に咲いていた花は、人類が惨禍に直面するたび、優しく見守ってくれたと言います。「嫌いな事」を幼少時から押し付けられなければ「絶対美感」は「絶対音感」同様、後天的に身に付けられるとも。章の扉に置いた花の挿し絵、見開きのページにチューリップの形をレイアウトした本文。内容も外観も新書の常識を覆す、子どもへの読み聞かせもできる新書の誕生です!


◎『絶対美感』の担当イラストレーターに聞く――アサイレイコさん

 華道家・假屋崎省吾さんの新書新刊『絶対美感』で、挿し絵を担当したのはアサイレイコさん。章扉の横に置かれた挿し絵19点からは、独自の温もりが伝わってきます。イラスト・デザイン・翻訳を手掛けるアサイさんに、挿し絵制作の楽しさと難しさについて編集部が聞きました。

――豪華絢爛なイメージがある假屋崎さんの「花の世界」を挿し絵にするのは苦労の連続だったと思います。

アサイ 假屋崎さんが書き下ろした『絶対美感』の原稿をまず読ませていただきました。最初から最後まで熟読しました。子どものころの思い出が深く心に残りました。特にお母さまとのやりとりから、假屋崎さんの中にある「優しい部分」を感じ取ることができました。小さな花、小さな命を大切にする「優しい部分」です。それを形にしたいと考えました。苦労よりは楽しさの連続でした。

――制作の依頼があってから入稿までわずか半月だったと伺っています。

アサイ スケジュールや締め切りはもちろん気になりました。制作期間が半月はハードですから。假屋崎さんの「優しい部分」が『絶対美感』の核になっていると確信してからは、制作は順調でした。ご本人が書かれた本や雑誌は可能な限り目を通しました。いつしか、假屋崎ワールドを知ることが楽しみでもあり、励みにもなっていました。

――挿し絵の制作で注意した点はありますか。

アサイ 「花をいけるように、言葉をいける」。そう考えて、假屋崎さんが原稿を書かれたことを編集長から聞きました。それがきっかけとなり、言葉で「花の世界」を伝える假屋崎さんに対して、わたしは挿し絵で「假屋崎さんの世界・物語」を伝える必要があると考えました。各章に置かれた一つの挿し絵で、章全体のストーリーを描くということです。假屋崎さんが「空間における余白」を大切にされていることを知り、わたしもページの「余白」を生かすよう心がけました。「まえがき」用のラフが出来上がった時、なぜだか、とっても満足しました。

――挿し絵が各章のプロローグになっている意図が分かりました。

アサイ 読者を導こうとするあまり、挿し絵が自己主張をし過ぎると、それは押し付けになってしまいます。假屋崎さんが「余白」を尊重しているのは、見る人に対して「鑑賞の可能性」を確保しておきたいからではないでしょうか。「解釈の幅」を狭めたくないということです。それも「優しい部分」につながっていると思います。わたしの挿し絵も同じです。挿し絵が読者の「よき導き手」になるためには、読者の「余白」を最大限に尊重しなければいけないとわたし自身は考えています。

――「余白」を特に工夫した章はどこですか。

アサイ すべての章です(笑)。特に挙げると、「退職」の題が付いた第十一章でしょうか。退職という出来事がポジティブなことなのか、ネガティブなことなのか。人によって、また状況によって異なります。ですから、挿し絵のイメージを固定的に、かつあらかじめ決めることはできません。読者が本を手にするときの事情によって、イメージは左右されるかもしれません。はしごの挿し絵を見て、自分のイメージを膨らませてから章を読み進めていく。章を読み終えたとき、挿し絵のイメージが自分の理解とどのくらい合っていたのか、少しでも振り返ってもらえるとうれしいです。挿し絵の制作はこれからもどんどん引き受けたいと思います。(文責・俊)


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               アサイレイコさんの自画像

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               第十一章「退職」の挿し絵  Ⓒアサイレイコ

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写真:小規模大学の留学生政策

春口 淳一 著

A5判 304ページ / 本体:4,000円+税(2021年10月15日発売)

アフター・コロナを見据えて、大学はいま何をすべきか――。
在籍学生数1,000人足らずの小規模大学に注目し、その留学生政策の実態を検証するとともに、留学生の満足につながることが期待されるエンロールメント・マネジメント(学生が大学に入学し、在学し、卒業するに至るまで、学業面、生活面を大学側がフォローする試み)と日本語教育の役割について考察する。
留学生への教育・支援に携わる大学関係者、必読。

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写真:幻の村

手塚 孝典 著

新書判 210ページ / 本体:900円+税(2021年7月31日発売)

満蒙開拓団の日本人たちは1945 年8 月、ソ連侵攻により満洲(現・中国東北部)に置き去りにされ、集団自決した。
国策に従い彼ら彼女らを満洲へ送り込んだ村の有力者は、それを知り自らも死を選んだ。
時代に踊らされ、時代に流され、時代に殺された人々。時代は国そのものではなかったか――。
著者初の書き下ろしは、村の有力者が書き残した日記を手掛かりに、満蒙開拓の深層、時代と侵略の真相に迫る。
「満州事変90 年」に当たる2021 年の記念碑的ルポルタージュがここに誕生!!! きな臭い日中関係を再考するための糸口が本書に記されている。

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写真:凛凛烈烈 日本サッカーの30年

田村 修一 著

新書判 232ページ / 本体:900円+税(2021年6月29日発売)

サッカー日本代表はW杯カタール大会で飛躍できるか。
カギは成熟。選手は、監督は、協会は―。サポーターは、メディアは、サッカー文化は―。果たして成熟したか。

バロンドール(サッカー世界年間最優秀選手賞)の投票権を持つ唯一の日本人ジャーナリストが書き下ろすサッカー日本代表論。ルポタージュ、評論、エッセー、報道の枠を超え、「客観」と「主観」の間を行き来し「サムライブルーの成熟とW杯飛躍」を考える。ポスト・ニュージャーナリズムの誕生と呼べる力作!!

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写真:他者の発見

石野 由香里 著

A5判 312ページ / 本体:4,000円+税(2021年6月24日発売)

他者を演じることの持つ力、とりわけ、他者の立場に立つために演じることによる変容を見つめる。俳優としての経験を持つ著者が、役作りの過程で起こる変容は他分野に活かせると実感し、「他者をなぞるように演じる」方法を開発。この手法を授業や日常生活、さらに地域の活動において用いるようになった学生と、その周りの人々の変容の過程をたどる。「相手の立場に立ったつもりになる」のと「立つ」ことの違い、頭で考えるのと実際に身を置いて感じることとはどのように異なるのか。
身体をもって他者をなぞり演じることで、自他の「間(ハザマ)」に立ち、省察を経て自分の主観的なモノの見方の枠組みが変容していくという実践原理を解明し、現代社会の無関心、無理解、対立、差別が問題となる場面への応用可能性を示す。

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写真:「創世記」に学ぶ(下)

加納 貞彦 著

A5判 428ページ / 本体:2,200円+税(2021年6月19日発売)

好評を博した『「創世記」に学ぶ(上)―21世紀の共生』の続編。「創世記」の後半で展開されるイサク、ヤコブ、ヨセフの物語を中心に解説する。古代イスラエルの民の遠い父祖たちである彼らの物語を丹念に読み解き、彼らが人間として成長を遂げ、成熟するに至る歩みに着目する。
人間的な弱さや醜さを引きずり、つまづき転びながら、それでもなおそれぞれの道を歩んでいく族長たちの姿は、現代に生きる私たちにとっても、よりよく生きるためのヒントとなるであろう。聖書を学びたい人、聖書に関心がある人におすすめの一冊。

【推薦のことば】
本書は初めて聖書に接するような人に創世記のそして聖書の面白さを教えてくれる。特に多くの若者に是非勧めたい書物である。――西永 頌(東京大学名誉教授)
将来の不透明さが増しつつあるこの時代、古代イスラエルの民の遠い父祖たちの物語を、本書をひもときながら、一度、じっくり読んでみようではないか。――月本昭男(上智大学神学部特任教授)

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写真:21世紀型能力と日本語教育

松本 剛次 著

A5判 312ページ / 本体:4,000円+税(2021年4月23日発売)

 21世紀型能力の育成を目指した日本語教育が実践できる教師は、どのように育成するか。
 21世紀型能力というものを唱えながら、実際に行われているのはむしろそれとは反対のことではないか。ほかならぬ教師こそが、あるいは教師を教育するものこそが、「新しい」能力、21世紀型能力というものを掲げているにもかかわらず、それとは正反対の旧来型の能力観や価値観を再生産し、強化しているのではないか。
 この現状を変え、日本語教育の場で21世紀型能力の教育を真に実現するための日本語教師研修モデルを提示する。

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写真:柔道整復師

湯浅 有希子 著

A5判ソフトカバー 274ページ / 本体:2,800円+税(2021年4月22日発売)

江戸時代から平成にかけての医療および医療制度の分析を通じて、明治以前の「接骨」から大正以降へ続く「柔道整復」への形成過程を明らかにする。柔道整復師の成立に大きな影響を与えた天神真楊流柔術の医学理論および同流柔術家による政治活動のほか、日本柔道整復師会の活動にも言及する。

「本書は、天神真楊流柔術および江戸から平成に至る接骨・柔道整復の医療、制度について、約10年にわたる著者の研究をまとめた歴史書である。『日整六十年史』をはじめ、先人の業績を縦横に博引しながら、自らの見解を新たな柔術伝書、図版、手記、議事録等の実証的な史資料で明解に示し、丹念に分析している。一般にはほとんど知られていない柔道整復の歴史を詳細に描出した労作であり、柔道整復師の手引書として有用な一冊である」公益社団法人日本柔道整復師会会長 工藤鉄男

【出版社からのコメント】
2016年6月の刊行以来ご好評いただいてきた初版本を、このたび使いやすいソフトカバーに替え、お手頃価格の新装版としてお届けします。

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