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小林路易
A5判 864ページ / 本体 9,500円+税
掛詞を同音の二語による押韻として捉え直し、日本の短歌・俳句と世界の詩歌との比較を試みる。日本の詩歌の新しい魅力を掘り起した画期的な研究成果。
G.グラス/林睦實・岩淵達治訳
A5判 606ページ / 本体 4,800円+税
新聞記者、兵士、主婦、老作家など様々な「私」がドイツの百年を語る。1900年から1999年の各年をショートストーリーで描く歴史の素顔。ノーベル賞作家の最新作
<本書より-1991年>
「・・・・・・これが未来だ。戦争が始まる前に、テレビの放映権が高値で売り飛ばされるんだ・・・・・・」
「そういう場合、制作だって前もってやっておけるんだ、次の戦争は必ずあるからな。別のところか、それともまた湾岸かな」
「バルカンのセルビアかクロアチア相手ってことは絶対ないな・・・・・・」
「きっと石油の出るところだ・・・・・・」
「また報道に死人は出てこないさ・・・・・・」
「そして本当に不安に襲われるのは子供たちだけさ・・・・・・」
酒井府
A5判 336ページ / 本体 6,500円+税
日本は、ドイツ表現主義をどのように受け入れたのか。大正時代の雑誌、新聞等の評論や翻訳を丹念に読み解き、日本の知識人の反応をつぶさにたどる。
岸陽子
A5判 352ページ / 本体 3,800円+税
この百年にわたって歴史に翻弄され、時代と格闘し続ける中国知識人。魯迅・張承志・陳建功等の人と作品を通して、伝統と変革を生きる作家たちの思想と心情を浮彫りにする。
川中子弘
A5判 434ページ / 本体 6,500円+税
プルーストは表層の物語の下に何を描いたのか。「失われた時を求めて」の主人公の書法(エクりチュール)を綿密に分析して、錯綜する作品の構造・人間関係・文や語句等を読み解く。
冬木ひろみ編
A5判 320ページ / 本体 4,200円+税
シェイクスピアの作品とその上演には、歴史の実態がどのように反映しているのか。シェイクスピアが生きた時代の世相の探求と、テクストの厳密な分析を通して、シェイクスピア劇の謎と魅力に迫る。