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奥山康治
A5判 234ページ / 本体 4,000円+税
没後50年を経たいまも読者を魅了してやまないジョージ・オーウェル。その代表作を読み、警告を発しつづけた先見的作家の目にみえていたものにせまる。
R. ブレア詩/W. ブレイク挿画/出口保夫訳
B5判 122ページ / 品切れ
死に直面した人間の恐怖を描き、魂の不滅を謳う。18世紀英国のロマン派詩人の代表作を本邦初訳で紹介。ブレイクの銅版画が死と再生の物語を視覚化する。
小林路易
A5判 864ページ / 本体 9,500円+税
掛詞を同音の二語による押韻として捉え直し、日本の短歌・俳句と世界の詩歌との比較を試みる。日本の詩歌の新しい魅力を掘り起した画期的な研究成果。
T.S.エリオット/臼井善隆訳
A5判 200ページ / 本体 3,800円+税
詩人エリオットによる文学・教育論など計7編収録。集団主義に流される現実を批判し、伝統の重要性を説く。「宗教と文学」「現代の教育と古典」「批評の効用」ほか。
星野恒彦
A5判 324ページ / 本体 4,300円+税
外国語でつくるハイクは、世界50か国以上で広がりを見せている。日本の伝統的な俳句と英語ハイクを取り上げて、主題、季語、構造などを比較文学の観点から考察する。
G.グラス/林睦實・岩淵達治訳
A5判 606ページ / 本体 4,800円+税
新聞記者、兵士、主婦、老作家など様々な「私」がドイツの百年を語る。1900年から1999年の各年をショートストーリーで描く歴史の素顔。ノーベル賞作家の最新作
<本書より-1991年>
「・・・・・・これが未来だ。戦争が始まる前に、テレビの放映権が高値で売り飛ばされるんだ・・・・・・」
「そういう場合、制作だって前もってやっておけるんだ、次の戦争は必ずあるからな。別のところか、それともまた湾岸かな」
「バルカンのセルビアかクロアチア相手ってことは絶対ないな・・・・・・」
「きっと石油の出るところだ・・・・・・」
「また報道に死人は出てこないさ・・・・・・」
「そして本当に不安に襲われるのは子供たちだけさ・・・・・・」
酒井府
A5判 336ページ / 本体 6,500円+税
日本は、ドイツ表現主義をどのように受け入れたのか。大正時代の雑誌、新聞等の評論や翻訳を丹念に読み解き、日本の知識人の反応をつぶさにたどる。
川中子弘
A5判 434ページ / 本体 6,500円+税
プルーストは表層の物語の下に何を描いたのか。「失われた時を求めて」の主人公の書法(エクりチュール)を綿密に分析して、錯綜する作品の構造・人間関係・文や語句等を読み解く。
岸陽子
A5判 352ページ / 本体 3,800円+税
この百年にわたって歴史に翻弄され、時代と格闘し続ける中国知識人。魯迅・張承志・陳建功等の人と作品を通して、伝統と変革を生きる作家たちの思想と心情を浮彫りにする。
佐藤実枝編訳
A5判 528ページ / 本体 5,600円+税
生涯をかけて「自分らしさ」を追求したマリヴォー。翻訳六作品(恋の不意打ち/恋の不意打ち その二/遺贈/率直な人々/試練/本気の役者たち)に作家論・作品論・年表等を収録する。